ステロイドは「悪」か?

ステロイドは悪いのか?

ステロイドは悪いのか?    

 
こんにちわ! 栄養講師の小笹です^ ^ 本日の記事は 【ステロイドは悪か?】です!
 

アトピーの標準治療では、まずステロイドが使用されます。

ステロイドについては悪影響も多く報告されており、ステロイド治療を望まない方も多数います。

 

アトピー治療にはステロイドは必要ないのでしょうか?

標準治療とは
科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、一般的な患者様に行われることが推奨される治療

 

ステロイドは、炎症を抑える効果があります。

過去の記事でもお伝えしたようにアトピーは炎症性疾患のため、痒みの減少・皮膚バリアの保護に効果的です。

アトピーメカニズム

 

しかし、ステロイドを長期間使用することでデメリットも報告されています。

 

・糖代謝の阻害、ミトコンドリアのブロック
(エネルギー不足に直結)
・生殖ホルモンの抑制
(不妊症などと関係)
・コルチゾール産生能力低下
(ステロイド離脱症状やストレス耐性低下)

 

本来、抗炎症作用のあるホルモンは身体で作ることができます

それを外部に依存することで、抗炎症ホルモンを作る能力を低下させてしまいます。

 

そして、ストロイドの効果は「炎症を抑える」です。

炎症が起きている根本原因にアプローチはできません。

 

炎症の根本原因は、PUFA、脂質過剰、有害物質、エンドトキシンなどの現代食が原因になっていることがほとんどです。

 

この話を聞いた方は、
ストロイドは根本解決するものではなく、身体へ負担をかけてしまうので使わない方が良い

と思うかもしれません。

 

しかし私の考えは少し違います。
使った方が良い場合もあると考えています。

 

アトピー患者は、毎日ひどい痒み皮膚の湿疹による不快感に悩まされています。

サポートする家族の負担も計り知れません。

 

ひどい痒みによって熟睡できず、湿疹により行動も制限されます。
二次的な影響により体調を崩すことは稀ではありません。

 

 

そして、皮膚バリアが崩壊している状態では食物アレルギーの発症リスクを上げます。

皮膚から抗原が入り、アレルゲン物質を作り出してしまいます。

 

ステロイドにより炎症を抑え、痒み・皮膚バリアを保護することは食物アレルギーの発症を抑える可能性があります。

 

そのため、状態にもよりますがステロイドを使用した方が良い場合もあると考えています。

私の子供にはステロイドを使用しませんでしたが、今考えると使っても良い場面がありました

 

炎症が起きている根本原因を探り、食事を中心に見直しましょう。

ステロイドは選択肢の一つです。

ステロイドを推奨しているわけではないのでご注意ください。使わないで済むのがベスト

 

お読み頂き有難うございます😊

 

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この記事を書いた人

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