近年食への関心が高まっており、食事療法の資格をとって知識をつけることで、食事や栄養に関する疑問を解決したり毎日の食事から自分や身の回りの人の健康づくりをしたいと思う人が増えています。
しかし関心が高い分野だけに、食事療法について学べる資格も数えきれないほど存在します。
数ある資格の中から、食事療法ができて本当の生活に役立つ資格はどれか選ぶのは至難の技です。
いざ資格の勉強を始めたら自分が学びたいものじゃなかった、生活に役立たなかった、なんてことにならないように、自分に合った資格選びをしたいですよね。
そこで、この記事では筆者厳選の資格を、それぞれの特徴・目的・金額等を徹底比較しながら紹介していきます!
また、記事の後半では資格取得のメリットや注意点、勉強法も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
食事療法に必要な知識が学べる資格5選
食事療法について学べる資格といっても、世の中には混乱するほどたくさんの資格があります。
似たような名前でも、学べる内容がちょっとずつ違っていたりして選びきれません。
せっかく時間やお金をかけて資格を取るのだから、自分にピッタリの資格を選びたいですよね。
そこで、ここでは食事療法について学べるオススメの民間資格5つを一覧で比較できるように表にしました。
ぜひ、それぞれの資格を見比べていただき、資格を選ぶ参考にしてください!
食生活 アドバイザー®︎ | 健康食 アドバイザー®︎ | 薬膳コーディネーター | 食育栄養 コンサルタント | 臨床栄養医学 指導士®︎ | |
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特徴 | ・食に関する幅広い知識が学べる ・知名度が高い ・独学でも取れる ・3級と2級の同時受験も可 | ・糖尿病・高血圧・脂質異常症に特化した知識が学べる ・調理方法も学べる ・指定講座受講で2資格取得ができる ・質問し放題のサポート体制 ・医師・管理栄養士監修 | ・本格的な薬膳の知識が学べる ・体質に合わせたアプローチができるようになる ・すぐに作れるレシピが100種類ついてくる ・1日3問まで質問OK ・「本草薬膳学院」監修 | ・食育と栄養学の基本理論と知識を学べる ・家族を健康にする知識を学べる ・食育を実践する力が身に付く ・質問し放題のサポート体制 ・完全オンライン | ・科学的根拠に基づいた圧倒的な情報量 ・栄養学をメカニズムからわかりやすく解説 ・テキストではなく動画で学べる ・質問し放題のサポート体制 ・完全オンライン ・ビジネスに活かせる ・年間1,000本の論文を読破する経験豊富な講師による講座 |
おすすめな人 | ・初めての資格取得を目指す人 ・幅広い知識を身につけたい人 ・独学で資格を取りたい人 | ・生活習慣病について学びたい人 ・一気に2資格取りたい人 | ・薬膳や中医学に興味のある人 ・食卓に薬膳レシピを取り入れたい人 | ・家族の健康が気になる人 ・食育に興味がある人 | ・本格的な栄養学を学びたい人 ・栄養の知識でビジネスをしたい人 |
受験資格 | × (条件なし) | ○ (条件あり) | ○ (条件あり) | ○ (条件あり) | ○ (条件あり) |
受験料 (税込) | 3級 5,500円 2級 8,000円 ※教材費別途 | 講座料金と合わせて90,000円 | 講座料金に含まれる44,000円 | 講座料金に含まれる34,100円 | 講座料金に含まれる249,800円 |
取得期間 | 2〜3ヶ月 | 4ヶ月〜 (講座は最長700日のサポートあり) | 4ヶ月〜 (最大12ヶ月のサポートあり) | 約1ヶ月 (180日間サポートあり) | 最大6ヶ月 |
レポート | ・全国各地の会場にて ・年2回実施(6月と11月) | ・在宅受験 ・講座の修了後、随時 ・毎月添削レポートあり | ・在宅受験 ・添削課題3回の後、最終課題試験 | ・在宅受験 ・講座の修了後、随時 | ・在宅受験 ・半年以内に認定レポートの提出(何度でも再提出OK) |
資格取得後のサポート | 会員制度あり(年会費5,500円) ・会員情報誌が届く ・定期勉強会に参加 | 資格講座キャリカレから就職や転職のフォロー制度、HPの制作支援あり | ・特になし ・資格取得者は「本草薬膳学院」に一部学費割引で編入可 | ・フォロー制度は無い ・起業に活かせる名刺の作り方やHPのテンプレート特典あり | サロンに入会(年会費無料) ・毎月のセミナー参加 ・さらなる資格取得 ・ビジネス講座 |
webサイト |
食生活アドバイザー®︎
食生活アドバイザーは、食生活や栄養に関する専門知識を持ち、健康的な食生活をサポートするスペシャリストです。
食に関する資格の中でも一番に名前が挙がるような知名度の高い資格で、独学で取得可能です。
資格には3級と2級があり、3級では『消費者』の立場から、食生活を見直す事を目的としたレベル設定となっています。
一方、2級になると『食を提供する立場』から、食ビジネスの視点までもが要求される実務的な内容です。
公式テキストを使って独学で学習を進めることもできますし、提携教育機関が提供する資格取得講座でサポートを受けながら学ぶこともできます。
3級と2級を同時に受験することも可能です。
広い視野を持って的確な指導やアドバイスができる様に、出題範囲も広く「栄養と健康」「食文化と食習慣」「食品学」「衛生管理」「食マーケット」「社会生活」の6つとなっています。
勉強する項目が多く感じますが、いずれも私たちの日常生活に関連した内容なのでスムーズに勉強できるのではないでしょうか。
また、誰でも受験できるので初めて食の資格を目指す方にピッタリです!
【詳細】
- 受験資格:誰でも受験可能
- 費用:3級 5,500円、2級 8,000円
- 取得期間:2〜3ヶ月
- 取得条件:検定試験合格(3級は選択問題、2級は選択問題と記述式問題)
- 受験場所:全国各地の会場にて年2回実施(6月と11月)
- 資格取得後のサポート:会員情報誌が届いたり、定期勉強会に参加できる会員制度あり(年会費5,500円)
参考:食生活アドバイザー®︎
健康食アドバイザー®︎
健康食アドバイザーは、糖尿病、高血圧、脂質異常症の知識を踏まえた上で、改善するための食事のポイントを理解し、具体的な生活改善のアドバイスや正しい食事指導ができる資格です。
「健康食アドバイザー®︎」を受験するためには指定の資格取得講座を受講し、先に「生活習慣病予防アドバイザー®︎」検定に合格する必要があります。
その後、同じ講座の知識で「健康食アドバイザー®︎」検定を受験できるので、1つの講座で2つの資格が取得可能になるのが特徴です!
講座では「食材・調理・食べ合わせ」なども学べるので、健康になるための食事改善法の実践・指導ができるようになるのは大きな魅力だと思います!
自分で作ったレシピをプロの先生が添削・指導してくれるので、学んだ知識をアウトプットするのにもうってつけの講座です!
【詳細】
- 受験資格:指定の講座修了者で、「生活習慣病予防アドバイザー®」を取得している者。
健康食 総合資格取得講座 | 通信教育講座・資格のキャリカレ
講座中は毎月添削レポートあり - 費用:90,000円(内訳:講座78,800円+検定試験2種11,200円)
- 取得期間:4ヶ月〜(講座は最長700日のサポートあり)
- 取得条件:検定試験合格
- 受験場所:在宅
- 資格取得後のサポート:資格講座キャリカレから就職や転職のフォロー制度、HPの制作支援あり
参考:健康食アドバイザー®︎
薬膳コーディネーター
薬膳コーディネーターは、中医学(中国伝統医薬学)に基づく薬膳の豊富な知識を持つスペシャリストです。
講座受講が必須ですが、中国薬膳分野で最高権威機関とされる「中国薬膳研究会」が認める、日本の教育機構「本草薬膳学院」が監修しているため薬膳の正しい知識が学べます。
また、体質に合わせた薬膳レシピを知ることで、一人一人に合った内容で毎日の食事から自然に体質改善を目指す事が可能です!
講座受講中は添削課題に3回取り組むので、知識を定着させる事ができます!
さらに、講座の資料にはテキストだけでなく100種のレシピ集や雪平鍋、健康チェックに役立つ舌診ボードなど、学習が楽しく継続できるような副教材もついています。
【詳細】
- 受験資格:指定の講座修了者
薬膳コーディネーター資格取得講座 | 生涯学習のユーキャン - 費用:44,000円
- 取得期間:4ヶ月〜(最大12ヶ月のサポートあり)
- 取得条件:添削課題3回の後、最終課題試験に合格
- 受験場所:在宅
- 資格取得後のサポート:特にないが、資格取得者は「本草薬膳学院」に一部学費割引で編入可
参考:薬膳コーディネーター
食育栄養コンサルタント
食育栄養コンサルタントは、栄養学の基礎知識を身につけるだけでなく、ライフステージに合わせた安全・安心な食選びや指導ができるプロフェッショナルです。
「食育」と聞くと子どもたちに食事の基本や食事マナー、食文化を教えるイメージがあるかもしれません。
しかし本当の食育とは、年齢に合わせた栄養バランスの知識・食と身体の関係など、子供の成長だけでなくライフステージに合わせて家族の健康・命を支える幅広いものなのです。
講座を受講すると、自分や家族の体調や季節に応じたバランス食を作る事ができるようになります。
また、食育や栄養の知識だけでなく、食育を実践する力が身につきます!
【詳細】
- 受験資格:指定の講座修了者
食育栄養コンサルタント資格取得講座 | formieの通信講座 - 費用:34,100円
- 取得期間:約1ヶ月(180日間サポートあり)
- 取得条件:認定試験に合格
- 受験場所:在宅
- 資格取得後のサポート:フォロー制度は無いが、起業に活かせる名刺の作り方やHPのテンプレート特典あり
参考:食育栄養コンサルタント
臨床栄養医学指導士®︎
臨床栄養医学指導士は、栄養学の基礎から応用まで、科学的根拠に基づいた圧倒的な知識量で学ぶことができる資格です。
プロのトレーナーや管理栄養士の方が学びにくるレベルの高い講座ですが、どこよりもわかりやすい解説で栄養初心者でも安心して学ぶ事ができます。
講座は全て動画になっているので、いつでも見放題で自分のペースで視聴ができ、理解度に合わせて何度も見返すこともできます。
情報過多のこの時代、間違った情報に影響される事なく本物の栄養学を学びたい方にうってつけの資格です。
また、講座受講中から認定試験レポート作成中もサポートが手厚いので、困った事があればすぐに相談できる学びの環境が整っています。
実際に筆者もこの資格の取得者ですが、メッセージでの質問が随時可能なだけでなく、毎週1回復習会やオンライン質問会があり、講師に直に質問できるのは他にはない大きな魅力です!
他の資格の口コミでは「内容が物足りなかった」「質問サポートの答えが的を得ていなかった」という意見が聞かれますが、この講座はそうは感じさせないはずです。
そして、この資格の真の強みは資格取得後のサロンにあり、さらに学びを継続することができます。
臨床栄養医学指導士®︎として、正しい栄養情報を世の中に広めるための一員として活動ができるような環境が整っています!
他の資格と比べて料金が高いですが、それに見合った講座内容とサポート体制、資格取得後のサロンが用意されているのがポイントです。
【詳細】
- 受験資格:誰でも受講可能
- 費用:249,800円
- 取得期間:最大6ヶ月
- 取得条件:半年以内に認定レポートの合格(何度でも再提出OK)
- 受験場所:在宅
- 資格取得後のサポート:サロンに入会(年会費無料)毎月のセミナー参加や、さらなる資格取得、ビジネス展開ができる
参考:臨床栄養医学指導士®︎
おすすめの資格5選、いかがでしたか?
自分に合った資格を選ぶ際の参考にしていただけたら光栄です。
各講座についてさらに詳しく知りたい方は、リンク先の各ウェブサイトで口コミなども確認してくださいね。
食事療法が学べる資格をとるメリット
資格取得に限らず、何かにチャレンジするときにはメリットを理解しておくことが大切です。
食事療法となると学ぶ範囲が広いですが、メリットを理解しておくことでポジティブな側面にフォーカスでき、資格取得に前向きになれるのです。
ここでは具体的なメリットについて見ていきましょう。
効率よく学べる
資格取得のメリットの一つ目は何より効率の良さです。
今までに既に自己学習した人は経験済みだと思いますが、一人だけで1から勉強するとなると、まずは勉強方法やツールについて調べ、次に学習計画を立てる必要があります。
そもそも食事療法には栄養の知識だけでなく、体の仕組み(解剖学、生理学)などの様々な知識が必要で、その量は膨大です。
どの範囲をどの程度まで勉強するか、必ず押さえておく必要のある内容は何かなどを自分で考えなくてはなりません。
この時点で既に何が良いのか、どうしたら良いのか、分からなくて不安になりそうですよね。
いざ勉強を始めても、モチベーションを保つのが難しくて挫折してしまったり、スケジュール管理がうまくいかなかったりと、課題が山積みです。
その点、資格であれば学習範囲が決められていて、公式テキストや講座のカリキュラムに沿って学習を進めることができます。
そのおかげで、自分だけでやみくもに勉強するよりも、自分の求めている知識に合わせて格段に効率よく学べるでしょう。
また一人だけで勉強すると、疑問点があっても聞ける人もいなくて解決できません。
分からないところでつまづくと、勉強するのが嫌だなという気分になり、モチベーションにも影響があるでしょう。
そして、一度挫折してしまうと次にまたトライする時の一歩が重くなってしまいがちです。
しかし、サポートの手厚い資格講座を選ぶと質問サポート制度を利用して不明点は質問して解消できます。
しかも、誰かに質問する時には自分が何につまづいているのかを言葉にする必要があり、言葉にすると自分の理解度・到達度を可視化することもできるのです。
不明点が理解できるようになると、勉強がどんどん楽しくなり、どんどん学習が進みます。
質問できる環境があるというのは、実は不明点の解消だけに留まらず、勉強の起爆剤にもなり得るのです。
この様に資格取得でサポートを受けながら勉強することは、自分に合った知識を身につける近道なのです。
正しい食の知識をもとに、自分や家族の健康管理ができる
資格取得の2つ目のメリットは、食に関する正しい知識がつくことです。
スマートフォンやSNSの普及により情報がぐっと身近になったおかげで、以前にも増して「食」や「健康」に関する情報は世の中に溢れています。
私たちは毎日を健康に過ごしたいので、身体に良さそうな食事法があればつい実践したくなるのも当然です。
しかし、残念ながらSNSなどで目にする情報は全てが正しいとは限らず、むしろ根拠のないものがほとんどだったりします。
食に関する正しい知識を持っていないと、その情報が正しいか、自分に合うか合わないかを判断できずにそのまま実践し、体調が改善するどころか悪化してしまうこともあるのです。
ここでもし資格を取得して正しい知識を身につけていたら、間違った情報に踊らされることなく、自分で考えて判断できるようになります!
実際に食事療法を行うときには、幅広く総合的で、しかも実践的な知識が必要です。
例えば食事で大切なのは性別・年齢や運動量・体重にあったカロリー摂取や、PFCバランスの調整、消化・吸収機能に合わせることなどさまざまで、それは一人一人違うことを理解しておくことです。
正しい食の知識を身につけることで個々の状態を判断でき、それぞれの症状にアプローチできるようになります。
そして、自分や家族など周りの大切な人をネットやSNS上の偽の情報から守り、真の食知識で健康管理することができます。
また食事療法をする上では、以下のように気をつけることもあります。
- 食事療法の効果を、根拠をもとに理解すること
- 食事療法をする際のリスクを理解しておくこと
- 一人一人に合った食事の改善を心がけること
- 状態を見極めながら進めていくこと
- 楽しく美味しく続けられる様な内容であること
- 治療中の人はかかりつけ医の指導に従うこと
このように、間違った食事療法をする前に、あらかじめ資格で正しい知識や注意点を学んだおいた方が良いでしょう!
専門知識をもつことで、経歴にプラスになる
資格取得の3つ目のメリットは、専門的な知識を習得するということでキャリアアップにもなり、場合によってはキャリアチェンジや自分でビジネスを立ち上げることにも繋がるということです。
資格を持っているということは、専門知識・技術を有するという証明であり、社会的に効力のある肩書きができます。
仕事で誰かを雇う時にあなたが採用担当者だったら、資格がある人を雇うと思いませんか。
食事療法を受ける立場であれば、資格のある人とない人では資格のある人に指導してもらいたいと思いませんか。
実際に今回あなたが資格を選ぶときも、監修が医師や管理栄養士など資格保持者だと安心して講座に申し込めると感じたと思います。
このように資格を持っていると人からの信用を受けやすくなり、キャリアアップやビジネスの成功を後押ししてくれます。
また資格を持つことで達成感や認定されたという自信がつきますし、今までにない自分の魅力や強みを再認識・再発見できるかもしれません。
そうして自信がつくと、自分の能力を活かしてやりたいことを叶えるために前向きになり、キャリアマップの中で一歩踏み出したいと思うようになるでしょう。
このように、資格取得がもたらしてくれる効果は絶大なものがありますね。
資格を取得するために大切なポイント
資格を取る際には、未来を見通して計画を立てることと、知識の習得段階を意識することが大切です。
これらを意識しないと、せっかく努力して資格取得をしてもなかなか学んだ知識を活かすことができません…。
ここでは資格取得がより一層有意義なものになるように、資格を取る際に忘れないで欲しい2つのポイントを詳しく見ていきましょう。
未来を見据えた計画を立てること
食事療法に限らず、資格をとる時に大切なのが資格を取得した先の未来まで見通しておくことです。
せっかく苦労して資格を取ったのに、その資格が実生活に還元できないとまさに宝の持ち腐れになってしまいます。
資格を選ぶ時点から、何を、何のために、どのくらいの期間で達成したいのか、目標と計画を立ててそれに合った資格を選ぶことが重要です。
あなたはなぜ資格を取得しようと思いましたか?
資格取得の先にしたいこと、自分や家族の健康を食卓から支えたいと思っているなど、資格を取ろうと思った動機があるのではないでしょうか。
これから取得する資格で得られる知識やスキルをどの様に活用するか、事前に考えておくことがとても大切です。
そして資格取得後の未来の自分を学習前の段階から思い描くことで、先の自分のために勉強もはかどりますし、要所要所で資格取得を目指した原点を見つめ直すことができます。
そして専門知識は常に更新されているので、学びも継続していく必要があります。
資格を取って終わりではなく、常に発展し続けるためにも、是非自分の未来を想像して取り組みましょう!
知識の習得段階を意識すること
資格の勉強をするときには「学びの4段階」をぜひ意識してみてください。
これは知識を獲得する段階には以下の4つがあるというものです。
- 1段階目:知ってる(頭の中に知識を入れる)
- 2段階目:分かる(頭の中で理解する)
- 3段階目:できる(自分の理解を頭から外に出す)
- 4段階目:教えられる(他者に理解させる)
参考:知る、わかる、できる、教える(能力開発の4つのステップ) | GLOBIS学び放題×知見録
食事療法の学習でいえば、
- まずはテキストや講座を通して知ること
- 次にそれを頭の中で整理して理解すること
- 自分の言葉で話せるようになること
- 最終的には対象者にわかりやすく指導ができる
ということになります。
食事療法の目指すところは、食事を通して病気予防や健康管理をすることです。
それは対象が自分であれ家族であれ、知識を伝えてそれを対象者が理解して実践することで始まります。
つまり食事療法を提供する側は「学びの4段階」でいうところの最終段階「教えられる」に到達する必要があります。
そうは言っても、いきなり人にうまく伝えたり教えたりできる人はいません。
これには知識をアウトプットする練習が必要なのです。
そして、資格取得講座の中には添削課題が用意されていたり、認定試験がレポート形式などアウトプットの練習が用意されているものがあります。
実際、筆者もレポート形式の認定試験を経て臨床栄養医学指導士を取得しましたが、知識の定着を確認できるだけでなく、資格取得後にも生きる実践能力を鍛えることができるのでとてもオススメです!
誰かに伝えることを意識し、分かりやすく伝わるように工夫する過程で知識の定着が加速し、実生活に活かすことができます。
このように資格は取得して終わりではなく、学んだことを実生活に活かしてこそです。
資格取得後の目指す自分像をイメージして、取得資格にチャレンジしてくださいね。
まとめ
ここまで、食事療法が学べるおすすめの資格と資格取得のメリットや心がけてほしいことについてお伝えしてきました。
自分が学びたい内容に合致した資格はありましたか?
この記事があなたに合った資格選びの参考になり、背中を押すことができたら幸いです。
ぜひ、ご自身の目的に合わせて資格を選んで生活に役立ててくださいね。
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