アトピーとは、「慢性炎症疾患」の一つです。
湿疹やかゆみがあるということは、皮膚で炎症が起きている証拠です。
笹月武彦.Janeway’s 免疫生物学.原著第7.2010. Gordon BR.Otolaryngol Clin North Am 2011.
アトピーは 「バリア機能異常」 「アレルギー炎症」 「痒み」
この3つの要素が独立してではなく、お互い関連しながら発生機序に関与しています。
この図のように、関連しあって症状を出します。何か一つあると影響し合います。
バリア機能に異常があると、異物が皮膚から侵入し炎症を起こします。
様々なサイトカインが放出され、痒み・バリア機能異常を助長させます。
アレルギー物質の暴露があった時も同様にサイトカインが放出され、痒み・バリア機能異常を起こします。(食物アレルギーなど)
痒みがあった場合、掻きむしる事でバリア機能の崩壊、TSLP上昇によるアレルギー反応を助長させます。
アトピーは「痒み」「バリア機能異常」により炎症を起こしますが、これは二次的な炎症と考えています。
根底に慢性炎症を起こす要因があり、それを解決しない限り繰り返します。
何が炎症を起こすのか?
J Allergy Clin Immunol.2010 Oct;126(4):784-790 J Allergy Clin Immunol.2015 May;135(5):1358-66 J Allergy Clin Immunol.2017 Oct;140(4):1090-1100 Simone DA,et al.Somatosens Mot Res 1991 Allergol Int 2013 Dec;62(4):403-13.
これらを聞いてもピンとこないかもしれませんが、現代食が大きく関係しています。
※PUFA(オメガ6&3)、脂質過剰、有害物質、慢性ストレス、環境ホルモン、腸内環境の悪化など。
どの疾患もそうですが、胃腸機能・代謝を改善させて、炎症を抑えることが重要になります。
無視やり炎症を抑えても再発の可能性が高く、長期的には悪化させる可能性があります。
(オメガ3、糖質制限、サプリメント、ステロイドなど)
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