幼少期の食事はその子の成長に関わるとても重要な要素です。
例えば、胎児から幼少期の食事が原因でアトピーなどの原因になることが分かっています。
妊娠中から栄養は子供に渡っているので、正しい食事をしないと子供の成長に悪影響を及ぼしてしまうんです。
いろんな情報がありますけど、ネットの情報を鵜呑みにすると子供の成長の妨げになる可能性もあります!
正しい食事をしていても、成長に合わせて変えることができないと適切な効果は得ることはできません。
子供の成長に合わせて適切な食事が摂れないと成長に大きく影響を与える可能性があるので、子供の栄養指導は成長段階の知識も必要になります。
母子栄養指導士はそういった多種多様な子供とその子を育てる親の栄養に関する悩みを解決することができる資格です。
この記事では、母子栄養指導士がどういった資格なのかを解説しています。
目次
母子栄養指導士とは
母子栄養指導士は胎児から小学生までの子供とその母親に必要な栄養の知識を学べる資格です。
母親の子育てを食事と栄養の面からサポートすることができます。
専門的な知識を持ちながら、お子さんを持つ親に寄り添ったアドバイスができる人材育成を目的に作られているという特徴があります。
この資格を取ることで妊娠前から出産まで、乳児から学童までと成長によって多様な変化が起きる子供や母親に合わせた栄養指導の知識が身に付いてくるのです。
妊婦や乳幼児から幼児に適切な指導をするために取得を目指したい資格です。
母子栄養指導士を受けるために4つの資格が必要
実は母子栄養指導士の養成講座を受講するには、4つの資格を事前に取得する必要があります。
これは協会の方で決まっていて、
- 妊産婦食アドバイザー
- 離乳食アドバイザー
- 乳児食アドバイザー
- 学童食アドバイザー
この4つを取らないと受講資格を満たすことができません。
4つと聞いて驚く方もいると思いますが、子供の成長にともなってそれだけの知識が必要なんです。
なので、母子栄養指導士はこれだけしっかりと母子に関する知識を学ぶため、それだけ価値の高い資格なんです。
この章ではそれぞれの資格を詳しく解説していきます。
妊産婦食アドバイザー
妊活から出産までに必要な栄養の知識を学べる資格です。
妊娠の段階(妊娠周期)や母親の体の変化に応じた栄養の知識を学ぶことができます。
妊娠中の食事は1人1人環境や状態が違うため、それに合ったアドバイスが必要になります。
不安に感じることが多い妊娠中という時期に寄り添える支援ができることを目的としている資格でもあります。
この資格はそういった、妊婦の方に必要な食事指導の方法まで学ぶことができる資格です。
URL:妊産婦食アドバイザー養成講座
離乳食アドバイザー
乳児に必要な栄養や食事の知識を学べる資格です。
安全な食べ方やベビーフードの活用方法など幼児期の食育も含めて学ぶことができます。
特に離乳食の作り方に困っている方に、知識や作り方を教えるための知識を学べます。
子供の状態によって悩みがたくさんあるなか、それに寄り添ったアドバイスが必要になってきます。
この資格はそういった、離乳食に必要な食事指導の方法まで学ぶことができる資格です。
URL:離乳食アドバイザー養成講座
幼児食アドバイザー
幼児に必要な栄養や食事の知識を学べる資格です。
喉が詰まったりしない安全に食べれる食材やアレルギーへの対応などを学べる資格です。
子供の食事に不安がある人を対象に、正しい幼児食の作り方や与え方までをしっかり指導することができるようになります。
固形物で喉が詰まる不安や食べてくれないなどの悩みに寄り添ったアドバイスが必要になってきます。
この資格は幼児の食事に悩む人や地域の子育て支援をする活動を考えている人に食事指導ができる方法を学ぶことができる資格です。
URL:幼児食アドバイザー養成講座
学童食アドバイザー
小学生の子供に必要な栄養や食事の知識を学べる資格です。
この時期はスポーツや年齢による発育発達、肥満や痩せ型などの多様な子供に対応する必要があります。
おやつの買い食いや朝食欠食の改善、スポーツ中の水分補給の仕方などの指導や改善方法について学ぶことができます。
小学生の精神的な成長や悩みなど多感な時期に応じて適切なアドバイスができるようになる必要があります。
この資格は子供の栄養状態に悩む保護者に食事指導ができる方法を学ぶことができる資格です。
URL:学童食アドバイザー養成講座
母子栄養指導士の資格を取ることでできること
母子栄養指導士の資格を取ると、妊婦から小学生までの幅広い方に食事指導ができるようになります。
管理栄養士などの国家資格がない人でも、しっかりとした母子向けの食事指導ができるように内容が作られているからです。
栄養の知識以外にも、自分で講師として教室を開くためのノウハウや考え方を学ぶことができるようになっているため独立するための準備ができます。
SNSが苦手な人のために画像編集や発信に関する知識なども学ぶことができるため、講座を見終わるころにはSNSで発信ができるようになっています。
この資格を取ることで母子への栄養指導に必要な知識やセミナー募集や集客までできるようになります。
資格の難易度や合格率
母子栄養指導士の資格の1回での合格は難しい資格です。
公式サイトの方で合格率の算出はしていませんが、不合格の人がたくさんいると記載されています。
しかし、2回目以降何度でもチャレンジできる試験になっているので合格するまで何回でも受けることができます。(再試験は無料)
公式サイトの方でも、必ず合格するように導きますと書いてあるので諦めずにチャレンジしましょう!
母子栄養指導士は難しいですが、合格までサポートしてくれる資格なので受かるまで何回でも挑戦する気持ちで受けるようにしましょう。
母子栄養指導士を受けるまでにかかる費用
母子栄養指導士は2章『母子栄養指導士を受けるためには4つの資格が必要』で伝えた通り、4つの資格を受ける必要があります。
合計で5つの資格を取る必要があるため、費用面で不安を感じる人もいると思います。
全ての資格を受ける場合の金額をまとめました。
- 妊産婦食アドバイザー ¥41,000
- 離乳食アドバイザー ¥39,000
- 幼児食アドバイザー ¥39,000
- 学童食アドバイザー ¥39,000
- 母子栄養指導士 ¥121,000
※4つの資格は2つ目以降は割引されます。
割引が適用されていても合計で¥279,000かかります。
親子向けの栄養指導に必要な知識が身につく資格3選
母子栄養指導士は資格取得までにいくつかの資格を取る必要があります。
そのため、どうしても時間と費用がかかってしまいます。
難易度も胎児から学童までと幅広い知識が必要なため、難しいのが現状です。
時間やお金をかけれるか不安になる方もいると思います。
そういった人のために親子向けのおすすめ資格をピックアップしたので参考にしてください。
幼児食インストラクター
1〜6歳までの子供に対する正しい食事の知識を身に着けるための資格です。
身体や脳の発達や将来の食習慣を決める大切な時期に正しい食習慣を身に着けないと、肥満や虚弱体質など様々な原因になることもあります。
管理栄養士と小児科医が協力して作られたのがこの資格の特徴です。
成長別レシピや食事の作り方、子供の行動理由やアレルギー、病気の時の食事などに必要な栄養の知識が身に付きます。
1日15分で1カ月後には幼児食の基本的な知識が身につくカリキュラムが組まれているので、初心者の方でも比較的簡単に取ることができます!
価格:¥58,000~
URL:幼児食資格講座│幼児期の間違った食習慣を改善しませんか?│通信教育講座・資格のキャリカレ
幼児食プランナー
子供の年齢別に合わせた料理方法を取得することができる資格です。
大人になるための身体づくりやアレルギーについての知識を学ぶことができます。
かむ力が弱く、消化器官が弱い子供に対して、成長に合わせた味付けや調理方法を身に着けることができます。
教材もテキスト以外に、試験用の問題集があるため合格するために必要な知識を効率よく学ぶことができます。
初心者の方でも困ったときは、LINEで相談できる体制が整えられているためサポート体制もしっかりしています。
価格:¥49,500
離乳食・幼児食コーディネーター講座
乳幼児の食と身体発育について正しい知識と発達段階に合わせた栄養バランスの良い食事を学ぶことができる資格です。
調理の方法や食べさせ方、アレルギーについてなど子供のために必要な食の知識を学ぶことができます。
テキストもイラストだけでなく、動画で実演解説もしているので細かい調理のコツも理解しやすくなっています。
料理レシピもアレンジ方法や代替食品や時短方法など主婦のよくある悩みに対応しています。
ウェブテキストも用意されているので隙間時間にスマホ一つでいつでも勉強できるようになっています。
価格:¥34,540
まとめ
母子栄養指導士は胎児から小学生までの子供とその母親に必要な栄養の知識を学べる資格です。
妊娠前から出産まで、乳児から学童までと成長によって多様な変化が起きる子供や母親に合わせた栄養指導の知識が身に付きます。
しかし、資格を受けるためには4つの関連資格を受ける必要があります。
資格にかかる費用も全部で¥279,000と高額になってしまいます。
なので、自分の目的に合わせて母子栄養指導士を取るかを決めましょう!
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