
健康や美容の業界においては、今や基本ともされている「酵素」。
この酵素を重要な栄養素とみなす学問が「酵素栄養学」であり、エドワード・ハウエル博士が提唱して半世紀が経とうとしています。
ローフードやスムージーなど、酵素を活かして体に取り入れる健康法は日常に溶け込み、意識の高い人にとっては通常食ともなっています。
そんな酵素が身近となった環境下で、今一度「酵素について学びたい」「もっと酵素を効率的に栄養として取り入れていきたい」と思われている方もいるのではないでしょうか?
私たちの体には「酵素」が欠かせません。
そして、一人ひとりその「酵素」には限りがあるともいわれています。
その限りある酵素を有効的に、かつ効率的に消費していくためにはどうするのが良いのか?
どのように体外から摂取するのが良いのか?
これまで学んだ知識でそこを補えない場合、新たな学びを重ねて行く必要があります。
ここでは、そんな酵素栄養学について学べる資格についてご紹介します。
資格取得講座だけではなく、取得した後の資格の活かし方などについても詳しく解説していきます。
目次
酵素栄養学に関連した資格取得講座4選

酵素栄養学といっても様々な資格が存在します。
学習したい、と思われている方でもそれぞれ想定されている酵素栄養学は異なるでしょう。
この章では酵素栄養学に関連する資格取得講座の中から4つに絞って詳しく見ていきます。
各講座それぞれの主催する協会や資格についての概要、認定試験の概要などについて詳しく解説していきますので、一緒に確認していきましょう。
1-1.酵素マイスター認定講座
この講座は「一般社団法人日本酵素マイスター協会(JEMA)」が主催しています。
「酵素生活」を簡単に実践できる「酵素ジュース作り」を通して「楽しく学べて細胞から元気になり、美しく、そして健康になれる」ことを共有したいとの思いから協会設立されています。
この「酵素マイスター認定講座」は、酵素の専門的な知識を学んで生かせる資格認定制度です。
酵素の良さを世の中に伝え幸せな人を増やし、日本中を元気にする活動を行っていくことを目的としています。
講座の内容としては、「酵素と発酵の知識と教室ノウハウが学べて、明日からでも教室が開業できる】ものとなっています。
酵素マイスターの認定は全部で3つのステップアップの方式となっています。
- 酵素マイスター2級アドバイザー:酵素と発酵について初歩的な知識を得られる
- 酵素マイスター準1級トレーナー:酵素の理論を学び教室開業のノウハウを取得できる
- 酵素マイスター1級公認講師:酵素を仕事として自分でできるようになる
また、準1級トレーナー以上の資格を取得すると、お酢の資格フルーツビネガー酵素マイスターも取得できるようになるため、教室の幅も広がります。
各講座には資格取得後の特典が設けられており、資格によっては、レシピや材料の購入権限や会場のレンタル権限、酵素関連食材の販売権限など、自分で教室を運営していくための支援制度にもなっています。
各講座のカリキュラムや資格取得のための講座はこちらをご参考ください。
取得できる資格名 | カリキュラム | 講座料金 |
酵素マイスター 2級アドバイザー | ・受講時間:1日(3時間) ・座学:3時間(1日間) ・認定テキスト:15分×1回 | 受講料金:55,000円(税込) 年会費:5,500円(税込) |
酵素マイスター 準1級トレーナー | ・受講時間:2日(10時間) ・座学:8時間 実践:4時間(2日間) ・活用レシピワークショップ×3種類受講 ・認定テキスト:45分×1回 | 受講料金:132,000円(税込) 年会費:13,200円(税込) 登録料:11,000※ディプロマ代含む |
酵素マイスター 1級公認講師 | ・受講時間:1日(6時間) ・座学:3時間 実技:2時間(1日間) ・課題提出:3種類 | 受講料金:275,000円(税込) 年会費:13,200円(税込) 登録料:11,000※ディプロマ代含む |
現在はまとめて受講することで受講料が割引になる制度も設けられています。
気になる方は一度リンクから飛んで確認していただくのが良いかもしれませんね。
また、無料のオンライン説明会も毎月開催されています。
説明会はマンツーマン形式で行われていますので、詳細まで確認して納得したうえで受講されたい方には安心の制度だと思います。
酵素スムージー講座
この講座は酵素フード協会が主催しています。
食生活から健康を推進する協会であり、スムージーを日本に取り入れた第一人者として広く知られている協会です。
自然のものを自然に近い形で食することをテーマとしており、酵素スイーツ講座や、ダイエットサポートやダイエットサポート講師の育成の講座の開講もされています。
酵素スム―ジー講座は、酵素フード協会のメソッドの原点である「酵素栄養学」+「時間栄養学」を論理的に学ぶコースです。
体と食の関係、体内酵素との結びつきについて必要な知識とスキルを身につけることができます。
この講座は、段階を踏んでしっかりと協会のメソッドを理解していけるよう、ランクアップ方式を採用されています。
ランクアップするコースは下記のとおりです。
- ジュニアマイスター:酵素栄養学と時間栄養学の考え方を理解するための基礎講座
- プレマイスター:実際に酵素ダイエットスイーツの基礎講座と実習の開始
- マイスター:肥満のメカニズムを知り、最善の甘味料やレシピを学ぶ
- グランマイスター:ダイエットスイーツを論理的に理解し、創作レシピを学ぶ
プレマイスターの資格を取得することで「インストラクター」の称号が得られ、地域での活動を開始することができます。
マイスターの資格を取得することで「酵素フードスペシャルインストラクター」として仕事に活かせる知識を得ることはもちろん、活動の領域をさらに広げることができます。
各コースのカリキュラムや受講費用などに関してはこちらをご参考ください。
コース名 | カリキュラム | 受講概要 | 取得資格 |
ジュニアマイスター | 酵素栄養学ⅠⅡ・時間栄養学 実習:グリーンスム―ジー | 受講時間・期間:3時間・1日 受講料:44,000円(税込) | 酵素スムージー ジュニアマイスター資格 |
プレマイスター | 生活に活かせる実践法 座学+実習(3種類) | 受講時間・期間:4時間・1日 受講料:66,000円(税込) | 酵素スムージー プレマイスター資格 |
マイスター | 女性の身体特徴や生活周期を知ることで酵素スムージーを摂るメリットについて論理的に学ぶ 座学+実習(6種類) | 受講時間:4時間×2 期間:1日または最大2日 受講料:132,000円(税込) | 酵素スムージー マイスター資格 |
グランマイスター | 酵素栄養学と時間栄養学を深く掘り下げて、身体への影響やその効果について論理的に学ぶ 座学+実習(12種類) | 受講時間・期間:4時間 期間:最大4日 受講料:440,000円(税込) | 酵素スムージー グランマイスター資格 |
公認ファスティングカウンセラー®
この講座は「一般財団法人 内面美容医学財団(IBMF)」が主催するものです。
IBMFは予防医療・予防美容・栄養学・内容美容・ファスティング・妊活・フェムテック・腸活、温活などの学術的研究活動を通じて、美容・健康の専門家対象とし、高度な専門資格教育の普及・発展に努め、人類健康寿命の延伸に貢献することを目的としている団体です。
ご存じのように、酵素は体の中でのあらゆる化学反応を助ける働きをしています。
食事における消化や吸収などにも関わり、そこにまつわる新陳代謝などにも酵素は使われます。
そこで、「なるべく酵素の消費を抑えることで代謝酵素を活性化させる」ことを目的に行われるのがファスティングです。
講座では、ファスティングに特化した正しい知識と実践法を身につけ、人にカウンセリングを行なえるように技術を習得する、ファスティング指導者レベルの資格取得ができるとされています。
最新の酵素栄養学とダイエット理論を1日の集中講座で学ぶことができます。
主に、ファスティングに興味がある人や、家族や身近な人の体調管理のために正しい方法を知りたい人等が受講されています。
また、自分の働くサロンメニューにファスティングを取り入れて新たな売り上げの柱としたい、という目的から受講されている人もいます。
というのも、6時間の1日講座を受講することで、プロ向け資格の取得が可能となるからです。
美容への関心が高まっている中で、内面美容という新メニューを取り入れることで、集客力・リピート率が向上するとされており、さらにサロンでのカウンセリング力が向上することにもなります。
また、ファスティングを取り入れた、具体的なサロンの経営ノウハウも学ぶことができるとされています。
資格取得後も、財団の専門家や看護師からのサポート体制が設けられています。
ただし、資格の取得には条件があり、財団の主催する所定の講座受講と、3日間のファスティングを実施してレポート提出することが定められています。
講座受講と資格取得概要については、こちらをご参考ください。
受講料/再受講料 | 41,800円(税込)/11,000円(税込) |
年会費(個人/法人) | 5,500円(税込)/11,000円(税込) |
受講方法 | ➀通学:学会本部または全国各所での受講 ②オンライン:動画受講(講座受講期限有) ③Zoom受講:講座+カウンセリングロープレ |
試験 | 講座受講後ファスティング実践+レポート提出 |
公認インナービューティートレーナー®
この講座は上記の公認ファスティングカウンセラー®と同様、「一般財団法人 内面美容医学財団(IBMF)」が主催するものです。
この資格講座は、ファスティングだけでなく、インナービューティー(内面美容)全般における総合的な理論習得を目的としています。
食育の基礎知識から、最新の水素・酵素栄養学やミトコンドリアダイエットまで、幅広いテーマを学べる点が特徴です。
8時間という1日で資格を取得できる講座であり、最新の酵素栄養学・ダイエット理論・食育の領域において、幅広い知識が学べる内容とされています。
そのため、より健康的な食事や食生活の提案力が養われ、自身や身近な人の健康管理に役立つほか、顧客満足度の向上も図れることが期待されます。
また、最新の栄養学やダイエット法を学ぶことで、時代のニーズに沿った健康的な新メニューが提案できるようにもなるとされています。
より広範囲に内面美容の知識を学びたい人や、ファスティングメソッドに沿った食生活アドバイスを実践したい人におすすめの資格と言えます。
また、新メニューの開発によって他店との差別化を図りたい、調理師・栄養管理士・シェフにもおすすめの内容と言えるでしょう。
資格の取得には条件があり、財団の主催する所定の講座受講と、Web上での検定テストに合格することが定められています。
試験日程は公認ライセンス校のカリキュラムによりますが、70分間で選択問題100問とされています。
100問のうち正答率70%で合格となり、合格の約1か月後を目安として公認ライセンス校から認定証が交付されます。
万が一不合格であった場合も、再試験の受験が可能です。
その場合は再試験1回に付き5,500円(税込)です。
講座受講と資格取得概要については、こちらをご参考ください。
受講料 | 110,000円(税込) |
年会費(個人/法人) | 5,500円(税込)/11,000円(税込) |
受講方法 | 公認ライセンス校へ通学受講 |
試験 | Webサイト上でのテスト |
酵素栄養学の資格取得後にできること

「酵素栄養学」と一言でいっても、その講座内容や取得できる資格は様々です。
本記事で取り上げた資格講座は酵素ジュースやスムージー、ファスティングなどですが、実際のところ他に「酵素」に関連する資格講座はいくつも存在します。
ですので、資格取得後に可能なことは、その資格によって変わってきます。
そこで、多くの資格取得に共通していること3点についてお伝えしていきます。
➀自分自身や家族の健康や美容に活かすことができる
資格取得の目的としてこの点から習得に臨む方も多いでしょう。
食や栄養に関する資格の中から「酵素栄養学」を選んで学ぶメリットは多々あります。
中でも、限りある体内酵素(代謝酵素)の浪費を避ける術や、食物酵素を効率的に摂り入れて健康や美容に貢献させていく方法を学べることは、これから生活していく中で非常に有益なことです。
②家族以外の身の回りの人へ伝えることができる。
自分や家族に学んだ内容を活かして良い結果が得られれば、もっと周りの人にもその効果を知ってほしい、実感してほしいという気持ちが芽生えるのは自然なことです。
そのような動機からの資格の活用は、地域などでの貢献にもつながります。
③仕事として展開していくことができる。
講座を受けることでインストラクターや講師としての認定を受け、地域などで活躍していける資格がある一方で、もともと開業しているところに、講座を受けることでプラスアルファの事業やメニューをすぐに加えていけるという資格もあります。
特に後者に関して、主催団体によっては資格取得後に全面的バックアップを受けることができる制度を設けているところもあります。
ですので、新たな事業展開を目的に資格取得を考えている場合は、取得後のフォロー制度についても詳細を調べておくことをおすすめします。
実は酵素だけでは健康にはなれない?!

ここまでは酵素栄養学に関する資格講座やその後の活躍について解説してきました。
酵素に関する資格講座はいくつも存在するため、健康や美容には欠かせない分野に思えてきたのではないでしょうか?
ですが、本当に酵素だけで健康になれるのでしょうか?
この章では、健康と美容にとって必要なことや根本的な部分について論理的に解説していきます。
体のエネルギー源は炭水化物
私たちの身体は、エネルギーを作り出すことで初めて活動できる仕組みとなっていますが、健康に欠かせない酵素ではエネルギーを生み出すことはできません。
エネルギーを生み出す源となるものは、炭水化物、タンパク質、脂質です。
よく耳にしたことのあるこの3大栄養素ですが、その中で最も効率的にエネルギーを生み出すことができるのが「炭水化物」です。
特にダイエットなどの美容の面から、「炭水化物は太る」「炭水化物を摂るとと糖尿病になる」など、炭水化物を抜く食生活をしている人もいると思います。
でも本当にそうでしょうか?
活動するためのエネルギーの素が入ってこないとなると、体はどうなるでしょうか?
体は何とか生き延びようと、炭水化物以外の栄養素でエネルギーを作り出そうとします。
それが脂質やタンパク質です。
ですが、脂質やタンパク質はエネルギーに変えるためには効率が悪いため、炭水化物ほどすぐにエネルギーを生み出せなかったり、エネルギー量が少なかったりします。
タンパク質をエネルギー源とした場合、アンモニアという体にとって毒となる物質を生み出すことにもなります。
さらに、炭水化物の摂取を控えると、脂質などでのエネルギー摂取へと体がシフトしてしまい、炭水化物への対応ができない体へと変わっていってしまうのです。
そうなると、炭水化物を食べた際、うまく体が処理しきれず脂肪としてため込んでしまったり、血糖値が上がり下がりするという体にとってはしんどい状態になります。
この、炭水化物への対応ができなくなってしまった状態は、体の機能維持に関わる「代謝」へ非常に大きな影響を及ぼしていきます。
いわゆる「代謝が悪い」という状態へと陥ってしまうのです。
つまり、身体を健全に保つためには、炭水化物の摂取が欠かせない、ということです。
もちろん、摂り過ぎは良くありませんが、摂らなさすぎも良くありません。
例え、酵素をスムージーや酵素ドリンクなどで補っていたとしても、その土台である炭水化物が不足してしまっている状態であれば、健康は維持できないのです。
健康だけでなく美容にも欠かせない脂質
酵素は健康の維持と共に美容にも効果的とされています。
そのため美意識の高い人の中には積極的にスム―ジーや酵素ドリンクなどを取り入れている人も少なくありません。
ですが、健康の維持だけでなく美容にとっても脂質が欠かせないのです。
上で、体にとっての最も効率的なエネルギー源は炭水化物であることをお伝えしました。
であれば、脂質はあまり必要ないのか、というとそうではありません。
炭水化物同様、「油を摂ると太る」「油を摂ると血管が詰まったり病気になる」という理由から、多くの人が油を避ける傾向にあります。
本当に油はそこまで悪者なのでしょうか?
実は、私たちの体の大部分を構成している要素は「油」です。
人の身体は細胞で構成されています。
その細胞の膜を作っているのは、油です。
ということは、油は私たちの身体には必要不可欠な要素であるということが言えます。
ただし、油にも様々な種類があるので、むやみやたらに油を摂っても良いということにはなりません。
しかも、現代人は昔の日本人とは食生活がかなり変容しており、日々の摂取量も急増しています。
健康的かつ美しい状態を保つには、油についての知識と実践は欠かせません。
酵素を摂ることで美肌になれる。
酵素を摂ることで痩せる。
ファスティングしながら酵素ドリンクを取り入れることで細胞が生まれ変わる。
酵素栄養学の講座を受講することで、そのように思われる方もいるかと思います。
確かに体にとって酵素はとても大切な存在であり、欠かすことはできません。
ですが、その酵素が働くために必要な栄養素もあります。
そして、酵素を取り入れる前に充足させておく必要のある栄養素もあるのです。
酵素を意識しすぎると栄養不足になる
健康維持や美容のためとして、酵素を意識しすぎると、栄養不足に陥る恐れがあります。
酵素を取り入れるために、皆さんは何が必要だと思いますか?
恐らく酵素についての知識のある方の多くが「野菜」「果物」「サプリメント」を思い浮かべるでしょう。
酵素ジュースやグリーンスムージーなど、確かに野菜や果物をふんだんに入れて作るので、そのイメージは間違いないといえます。
また、サプリメントは栄養素などが凝縮されているタブレットなので、もちろん体の中に入れることはできます。
では、野菜や果物をたくさん取り入れることで健康を維持することはできるでしょうか?
朝食をグリーンスムージーや野菜と果物で作ったダイエットスイーツなどで済ませる、という酵素生活を送っている人もいるかもしれません。
上でも述べましたが、私たちの体にとって、3大栄養素「炭水化物・タンパク質・脂質」は欠かせません。
特に炭水化物とタンパク質は1食のうちに必ず補っておきたい栄養素です。
なぜなら、これら2つの栄養素を摂ることで、他の栄養素である「ビタミン」「ミネラル」なども補うことになるからです。
野菜や果物からはビタミンやミネラルがたくさん摂れる、というイメージがあるかもしれません。
確かに含まれてはいますが、全粒穀物などの炭水化物や、魚や肉、大豆製品などのタンパク質からしか摂れないビタミン・ミネラルもあります。
野菜と果物だけを意識して摂っていると、全粒穀物などの炭水化物やタンパク質からしか取れない栄養素が不足し、結果的に不健康になる恐れがあります。
また、サプリメントから酵素を補えば健康を維持できる、として日々の食事内容をあまり意識しないことも、やはり同じように健康を害することにもつながります。
サプリメントの場合、体に入れることはできても、それが全て吸収されているかどうか、未だ確証が得られていないとされている点もあります。
つまり、私たちの身体を健康に、美しく保つには、栄養をバランスよく摂り入れる必要があるのです。
そのために、日々の食事の中でバランスよく食材を取り入れていく必要があります。
酵素以外の体の状態が完璧、という状態であれば、酵素を補うだけで良いかもしれません。
ですが、この現代を生きている中でそのような状態を維持することはなかなか難しいことです。
多くの人が何かしらの不足や過剰の状態であり、土台を整える必要があります。
例え酵素を意識して取り入れたとしても、土台となる栄養素が揃っていないと酵素は活かせません。
酵素を取り入れるのは、土台を作ってからその後に、という順番を守ることが大切です。
体の仕組みを根本から学ぶ栄養学

3章では、健康や美容のために必要なことについて解説しました。
酵素が健康維持や美容に良い、ということは事実です。
日々の生活に酵素を取り入れて健康になっていきたい、という目的で講座を受講するのも良いと思います。
ですが、「真の意味で酵素の良さを活かしていきたい」と思われるのであれば、やはり食と栄養や体の仕組みから学んでいくことが必要になっていきます。
- なぜ酵素が体に良いのか?
- どのようにして酵素が体内で消費されていくのか?
- 酵素を体内で活用するために必要な栄養素は何か?
- 必要とされる栄養素を体内に取り込むためにはどうすればよいのか?
- その栄養素は他の栄養素とどのような兼ね合いで働くのか?
このような体の仕組みを知らないことには、酵素に限らず、健康や美を手に入れるのは難しいでしょう。
ここ数年で、栄養や食事について学ぶ資格講座は非常に多くなりました。
自分や家族の健康のために学びたい、日々の食事や買い物などに活用したいと思われる方にとっては、選り取り見取りの状態です。
ですが、上に述べたように根本的部分から体や栄養について学びたい、酵素を活かすための土台を整えるために学びたい、と思われているのであれば、講座に「生化学」「生理学」など体の機能面から学んでいける内容があるかどうかを確認する必要があります。
また、根本からしっかりと学んだ後に、それを仕事として活かしていきたい、という思いを抱く人もいるでしょう。
そのような方におすすめの資格講座が、一般社団法人 臨床栄養医学協会の開催している「臨床栄養医学指導士」です。
この協会は、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化を推進しています。
講座では、3か月間で栄養学の基礎から応用まで80時間しっかりと学んでいくことになります。
また、セミナーとは別に110時間のオプション動画としてビタミン・ミネラルや栄養学の基礎講座についてもしっかりと学んでいきます。
生でのセミナー参加以外に、動画での受講も可能なため、何度でも復習をすることができます。
さらに、Zoom質問会に加え、24時間いつでも質問を受け付けている為、学習しながら疑問点を解決していくこともできます。
3か月の講座を受講した後の認定試験に合格すると、「臨床栄養医学指導士」として認定されますが、この試験は「実際の症例を基にした栄養指導のレポート作成」です。
認定試験を受けながら、実際の栄養指導の練習をしているともとることができますので、より実践的です。
さらに認定試験に合格した後は、協会のサロンに無料で入会することができ、さらなるスキルアップの機会が設けられています。
一部をご紹介すると、
- 月1回のブラッシュアップセミナー
- 各種養成講座受講
- ビジネス講座受講
- 月1回のZoom質問
など、かなりの充実感が伝わるかと思います。
特にこの協会の特徴としては、根本から学んだセミナー内容を資格取得後にビジネスとして確実に生かしていけるところです。
そのための学びの場が、サロンでのビジネス講座として設けられており、ビジネスには欠かせないライティングスキルやSNS攻略法等、様々なコンテンツが用意されています。
実際に、SNSのフォロワーが飛躍的に伸びたことで活躍している先輩や、有名YouTuberとなった先輩などを輩出しています。
根拠ある栄養学を基礎から応用まで学びながら、その知識や指導技術を仕事として活かしていきたい方は、是非こちらから協会の公式サイトにてご確認ください。
まとめ
今回は、酵素栄養学の資格講座について、その内容を詳しく見てきました。
また、私たちの体にとって大切なことについても詳しく解説してきました。
酵素は私たちの身体を健やかに保つために欠かせない要素です。
そして、外から取り入れる酵素を十分に生かすために必要なこともあります。
酵素についての学びの種類や場はいくつもあります。
受講や資格取得をした後に存分に活かしていくためにも、講座内容や合格後のイメージの湧く講座を是非選択してみてください。
この記事が少しでもお役に立てると幸いです。



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