「マグネシウムは重要だからたくさん摂取する！」
「お風呂にもエプソムソルト！」
このようにマグネシウムを意識している方はたくさんいます。
しかし、不足しやすい体質だったら効果は薄いです。
不足する原因を取り除かずにマグネシウムを補給するのは、穴の開いたバケツに水を注ぐようなもの^^;
まずはバケツの穴を塞ぐ作業を行いましょう！
不足原因①消化器疾患
腸内環境が悪い人はマグネシウム欠乏が起こりやすいことが報告されています。
New York, NY: Informa Healthcare; 2010:527-37.
根本的な解決をするために腸内環境を改善は必須です！
不足原因②インスリン抵抗性疾患（２型糖尿病、肥満）
インスリン抵抗性がある人では、尿中マグネシウム排泄量の増加が起こり、欠乏を起こします。
Biol Trace Elem Res 2010;134:119–29.
Arch Intern Med 1996;156:1143-8.
根本的な解決には、耐糖能を改善させて炎症を抑えることが必要です。
不足原因③アルコール依存症
慢性的なアルコール依存症では、腎障害による尿中への過剰なマグネシウム排泄や肝臓への負担による高アルドステロン症がマグネシウムを減少させる要因となります。
J Am Coll Nutr 1994;13:416–23.
お酒を飲み過ぎてしまうことが多くなっていませんか？
不足原因④高齢者
年齢と共に朝刊でのマグネシウム吸収が低下し、腎臓からのマグネシウム排泄が増加します。
服薬によっても影響を受けます。
Int Urol Nephrol 2009;41:357-62.
Magnes Res 2009;22:235-46.
腸内環境が悪くなるのも、インスリン抵抗性になるのも、原因はほとんど一緒です。
しっかりエネルギーを作れるように代謝を整えていくことが必要です。
「甲状腺機能」「消化吸収機能」の不調から身体は乱れていきます。
「健康に良いって聞いたからマグネシウムを足してみよう」
この考えは良くありません^^;
まずは自身がどのくらいマグネシウムを摂っているかを【カロリーSlism】で確認してください。
そして不足する原因はなぜか？
まずはその原因を排除しましょう！
マグネシウムをサプリメントで摂取することで過剰症が多く報告されています。
摂取する場合は専門家に聞いて慎重に行ってください。
（ちなみに私はマグネシウムに関してはサプリメントは必要ないと考えています）
十分食事で摂取可能です^ ^
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