1日2食は健康?

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

1日2食は健康?
 
こんにちわ! 栄養講師の小笹です^ ^ 本日の記事は 【1日2食は健康?】です!
 

 

「昔は12食しか食べていなかったが健康だった」
「適度な空腹は長寿遺伝子を活性化させる」
13食は最近始まった習慣で不自然だ」

よく聞いたことがある話だと思いますが、実際どうなのでしょう?

私の考えをお伝えします。

 

1日に何食にするかは、一度に溜め込める量によって変わります。


一度に溜め込める量は

・消化吸収能力(胃腸機能)
・筋肉量・運動量
・肝臓・腎臓機能
・食事内容

などによって左右されます

 

全ての人に当てはまる食事回数なんて存在しません

 

現代人の多くは、消化機能低下、運動量・筋肉量低下、肝臓・腎臓機能の低下、精製糖質・脂質過剰の食生活となっています。

そのため一度に栄養を溜め込める量が少なくなっています

 

炭水化物の場合

食事から摂取すると、身体のエネルギーとして使います。余った分はグリコーゲンと蓄えます。

しかし、グリコーゲンとして蓄えられる量は限りがあります。

運動しない、筋肉少ない人では蓄えられる量はとても少ないです。

 

余分な糖質は血糖値を上げることになり、インスリンが過剰分泌して脂肪への蓄積も多くなります。

このような方は14〜6回食のような頻回食の方が身体に合う人が多いです。

 

昔の人が1日2食で良かったのは、一度に蓄えられる量が多かったからできたことです。

 

運動量、筋肉量、ストレス量、食事内容、生活習慣

これらが全く違う現代で昔と同じ食事回数にするのは、身体のメカニズムを無視することになります。

 

個人の体質・体調・生活習慣に合った食事回数をするようにしましょう!

お読み頂き有り難うございました!

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