「全ての人に合う万能食材はありません」
そして、
「全ての人に合う食事も存在しません」
これは身体の仕組みを理解すれば当たり前の話です。
筋肉量・運動量、
耐糖能、
消化吸収能力、
不足している栄養素、
腸内環境、
生活環境、
生活リズム、
ストレス度、
男女差、年齢差、
投薬状況、
体調・体質、
人それぞれ違います。
それらを考慮せずに「〜は身体に良い」と判断することはできません。
そして、全てを考慮して食事を選択することは現実的ではありません。
けれど可能か限り、問診・食事・検査データからその人にとってのベターな選択を見つけることはできます。
一つ例を出します。
炭水化物の摂取はとても重要です。炭水化物の摂取比率は全体の50〜60%程度の摂取が必要であると考えています。
しかし、全ての人が50〜60%摂取したほうが良いという話ではありません。
人によって耐糖能が違います。(耐糖能とは糖質を代謝する能力)
消化管ホルモンの分泌能力も違います。(GIP、GLP-1などインスリン分泌に関わる)
グリコーゲンとして貯蔵できる量も違います。(筋肉量や運動量、肝臓機能に左右される)
・高タンパク食、高脂質食になっている人
・腸内環境が悪い人
・運動を全くしない人
このような状態で急に炭水化物を増やすと、血糖値を変動させて体調不良を起こす可能性があります。
炭水化物はヒトにとって重要な栄養素です。
しかし、「炭水化物でさえも、身体の状態によっては毒になり兼ねない」ということも覚えておかないといけません。
得られている情報から、そのヒトに合った食事の選択、それと同時に体調悪化の原因に対してもアプローチが必要です。
「なぜ耐糖能が低下しているのか?」
「インスリン抵抗性があるのか?」など
全て原因があります。
その原因の多くは食事によって改善できます。
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