水を飲むだけではダメ‼熱中症対策

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

夏の札幌は、ようやく気温が20℃超えて過ごしやすくなってきました^

本州ではニュースで真夏日を記録しているとのことで

今回は、正しい熱中症対策を行い、身を守りましょう!

熱中症とは体温が上昇することで、多臓器不全に陥ることを指します。
三宅康史:熱中症の予防対策

本来は汗をかいて熱を放出し、体温の上昇を防ぎます。

しかし身体の水分量が少ないと汗をかけず、熱がこもり熱中症となります。

汗をかいて熱を放出するために水分摂取は重要です。

しかし、水分摂取だけでは身体の水分量を維持することができません。

もう一つ重要なのは「塩分」。

汗と同時に塩分(ナトリウム)も失います。

水分と同時に塩分(ナトリウム)も補給することが重要となります。

 

水分だけで摂取しても体液が薄まってしまい、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。

水分補給では「塩分」も一緒に補給するようにしましょう!

 

汗の塩分濃度は0.3〜0.5%

水分補給時には0.1〜0.2%の塩分濃度が推奨されています。

しかし、「水」の塩分濃度は0.001%

水を飲むほど体液の電解質濃度が薄まります

その結果「脱水」「低ナトリウム血症」を引き起こす可能性が高まります。

 

麦茶も0.03%しか塩分を含んでいません。

そのため、1リットルに2g程度の塩を混ぜてあげましょう。

塩分濃度が0.2%になります!

スポーツドリンクを利用するのもいいと思います。

ほとんどの製品が0.1〜0.2%程度になるように設計されています!

 

しかしスポーツドリンクには、

「異性化糖」

「白砂糖」

「食品添加物」

が多く含まれています。

できれば手作りで作ることをお勧めします!

 

お読み頂き有難う御座います

 

 

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