水分補給 1日にどのくらい飲めばいい?

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

水分補給 1日にどのくらい飲めばいい?

水分補給1日にどのくらい飲めばいい?

 

「1日1.2ℓの水が必要」

「1日2ℓ以上飲んだ方が良い」

水を多く飲んだ方がデトックスやダイエットに良いと思われていますが、これは大きな間違いです💦

 

必要量以上に水を飲むと身体に悪影響を与えます!

 

水分表

この表をもとに「一日1.2ℓ飲んだ方が良い」とSNSでよく言われてます。

そして運動する人はさらに飲んだ方がいいと…

けれど、これはあくまで推測値。

 

そして【男性、体重70kg】で計算されています。

運動しない体重の軽い女性には、過剰摂取になる可能性があります。

 

 

個別的な水分量が知りたい方はこの計算式を使って下さい。

水分計算

「女性、30歳、体重50kg」では、1,750mLとなります。

 

食物の水分、代謝水などを考えると、

1日に飲料水から摂取すべき量は700〜900mLとなります。※個人差があります

 

 

尿量で水分が足りているか判断することもできます。

尿量

「50kg」では24時間の尿量は、1,200mL程度となります。

 

もし1,200mLを超える尿量になっている場合、過剰摂取の可能性があります。

 

水分の摂り過ぎは身体の負担になります💦

過剰な水分摂取

  ↓

身体のNa濃度↓

  ↓

腎臓により水分の排出(Naは身体から出したくない)

  ↓

アルドステロンを分泌し、Naの再吸収↑

  ↓

水分も再吸収され、循環血液量↑

  ↓

 血圧↑

 

水分の過剰摂取はアルドステロンというホルモンの分泌を高めます。

アルドステロンが働きすぎると、糖尿病高血圧になりやすいことが報告されています。

交感神経優位にして、代謝を低下させます。

 

自身の体格、年齢、生活環境、運動量を考慮した適切な量を飲むようにしましょう!

 

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います

 

 

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