ラカントは血糖値が急上昇することがないので、糖尿病患者でも安心して使用できます。
糖尿病患者にとって食事管理はとても大切なことですが、過度な制限はストレスになってしまいます。
使用してもいい食材を知って、置き換えて食事を楽しむことが、結果的に心の健康に繋がっていくでしょう。
今回は甘味料の1つであるラカントを詳しくご紹介します。
最後には糖尿病患者でも楽しめる簡単スイーツのレシピを公開していますので、ぜひ楽しんで下さい!
目次
ラカントは血糖値が上がりにくい甘味料
ラカントは血糖値が急上昇せず、糖尿病患者も使用できる甘味料です。
一般的に使用される白砂糖は血糖値を急上昇させてしまう可能性があります。
一方、ラカントの主成分であるエリスリトールと羅漢果エキスは、体内で血糖値にほとんど影響を与えないという特性を持っています。
また、ラカントは天然由来の甘味料なので、安心して使用できるところも魅力的な部分です。
糖尿病を患っている人もラカントをうまく活用し、楽しく食事を行いましょう!
出典:
そもそもラカントとは?
ラカントの主成分は、自然に存在する糖アルコールの一種のエリスリトールと羅漢果(ラカンカ)という果実から取れる羅漢果エキスです。
この2つが組み合わさってラカントという甘味料になります。
エリスリトールと羅漢果はどちらも自然に存在するものなので、体に優しい甘味料です。
天然由来の甘味料
ラカントの成分のエリスリトールと羅漢果(ラカンカ)はどちらも植物由来です。
それぞれ詳しく解説します。
【エリスリトール】
果物(ブドウ、メロン、梨など)に含まれる天然に存在する糖アルコールの一種で、砂糖の約60〜70%の甘さを持ちながら、カロリーはほとんどありません。
【羅漢果エキス】
羅漢果(ラカンカ)とは、中国南部やタイ北部などの亜熱帯地域で栽培されるウリ科の多年生植物です。
中国で古くから使用されている甘味料で、自然な甘さとカロリーはほとんどないところが特徴です。
ラカントの特性をうまく利用することで、糖尿病患者も安心して食事に取り入れることができます。
血糖値を急上昇させない
白砂糖のような甘いものは血糖値を急上昇させることがほとんどですが、ラカントは摂取しても血糖値を急上昇させないという特徴があります。
他の糖と異なる点は、体内でエネルギー源として利用されることがないということです。
本来糖はさまさまなエネルギー源として使用されますが、エリスリトールは体内で代謝されません。
摂取後すぐに小腸で吸収され、そのままの形で血液に取り込まれます。
そして肝臓や他の臓器でエネルギーとして利用されることなく、腎臓を通じて尿として排出されます。
この一連の流れが素早く行われるため、血中に長時間留まることがなく、血糖値への影響もほとんど無いということです。
糖尿病患者は血糖値を急上昇させないことを必ず意識しなければいけません。
ラカントのように血糖値を急上昇させない甘味料を選ぶことはとても大切なことです。
糖尿病患者がラカントを使用する時の注意点
ラカントは糖尿病患者も安心して使用できる甘味料ですが、摂取量や製品の選び方に注意が必要です。
またラカントだったらなんでも良いと言うわけではなく、他の成分が入っていないかを確認する必要があります。
ここではラカントの摂取量と製品について詳しく解説します!
ラカントの摂取量
ラカントは血糖値に影響を与えることは少ないですが、過剰に摂取することはおすすめしません。
過剰に摂取することで、甘さへの欲がどんどんと増したり、物足りないと感じるようになってしまいます。
また、過剰に摂取すると消化不良、下痢、胃腸の不快感などの副作用が起こる可能性があることも報告されているので、摂取量はしっかりと管理しましょう。
ラカントの成分であるエリスリトールは、体重1キログラムあたり0.66グラム程度が一般的な1日の摂取量とされています。
例えば体重60キログラムの成人であれば、1日に約40グラムまで摂取しても良いということです。
これはあくまでも目安で、個人によって摂取量は変わりますが、自分の体調をしっかり観察しラカントを使用しましょう。
成分表の確認
ラカント製品にも種類がたくさん存在します。
中にはエリスリトールと羅漢果エキス以外の成分が含まれている製品も販売されているので、成分表示をよく確認することはとても重要です。
追加成分が糖尿病患者に適さない可能性があるため、購入する際はラベルを必ず確認してください。
私がおすすめするラカントSは、植物由来100%でカロリー・糖類ゼロの自然派甘味料です。
エリスリトールとラカンカエキスをバランスよく配合し、砂糖の甘味度に近づくように製造されています。
普段の料理やスイーツ作りにぜひ活用して下さい!
参考:ラカントS
ラカントを使った簡単デザートを紹介!
紹介する豆乳プリンは糖尿病患者も安心して楽しめるデザートです。
レシピの最後にカロリーを控えたり、血糖値を急上昇させないポイントをお伝えしますので、是非参考にして下さい!
『脂質0!混ぜて冷やすだけの簡単豆乳プリン』
【材料】
- 無調整豆乳: 400ml
- ラカントS: 大さじ2(30g)※プリン1つ当たり(7.5g)
- ココアパウダー無糖:大さじ1(15g)
- ゼラチン: 5g
- バニラエッセンス: 数滴
【作り方】
- 鍋に豆乳とココアパウダーを入れて、よく混ぜながら中火で温めます。
ココアパウダーが完全に溶けるまで、しっかりと混ぜて下さい。 - ラカントSを加えて下さい。
こちらも溶けるようにしっかりと混ぜて下さい。 - ゼラチンを加える
プリン液をおよそ80度まで冷まし、そこにゼラチンを加え、よく混ぜて下さい。
沸騰した液にゼラチンを入れると、ダマになったり固まらなくなってしまいます。 - 粗熱をとる
粗熱が取れたら容器にうつして冷蔵庫で2時間冷やして下さい。
→豆乳チョコプリンの完成です!
このレシピが糖尿病患者でも安心して食べられるポイントを3つお伝えします!
- 白砂糖ではなく、ラカントを使用している
- 豆乳を使用している
豆乳の脂質は100mlあたり約2〜3gと低脂質 - ココアパウダー
ココアパウダーが無糖であること
紹介したこちらのチョコプリンは砂糖を使用していませんが、基本の食事のベースは崩れないように注意し、「甘いものが食べたい!」と思った時や週に1つにするなど、食べる回数を調整することを意識して下さい。
ラカントを使用すれば、安心してデザートも楽しむことができます。
ぜひ参考にしてデザートを楽しんで下さい!
世の中の正しい栄養情報を知りたいなら資格取得がおすすめ!
ネットやSNS上にはたくさんの栄養情報が存在します。
しかし栄養の知識が全くない状態だと、どの情報が正しいのか判別をつけるのはとても難しいです。
今回のお題である糖尿病は、糖分の過剰摂取で糖尿病を患ったと勘違いをしている人が多いですが、そうではありません。
実際は脂質が多い揚げ物、コンビニ食やチルド食品を頻繁に食べていることと、米や芋などの炭水化物の摂取量が少なくなってしまっているためです。
このサイクルにより、糖をうまく処理できない体になってしまいます。
処理できない糖を1度に沢山摂取するのは、危険ですよね。
結果だけを見ると、糖が悪者になってしまっていますがそうではありません。
根本原因を解決するためには炭水化物をしっかりと摂取し、糖の処理能力をあげる必要があります。
またラカントは甘さがあるのにカロリーがない点が実はデメリットになります。
カロリー不足になったり、低血糖になる危険性があるため、別の食材でしっかりカロリーや糖分を補う必要があります。
こういった知識は、SNSやブログではなかなかしっかりと学ぶことができません。
私がおすすめする臨床栄養医学協会では、栄養の知識がゼロの状態でも正しい栄養の知識を身につけることができます。
講座取得コースでは受講中のフォローもしっかりしていて、学んでいる最中の疑問をいつでも相談、解消することができます。
またアフターフォローも充実していて、資格取得後に参加できるオンラインサロンで常に新しい栄養の情報を知ることができます。
もちろん質問をする場も設けられているので、ずっと安心して栄養学を学ぶことができます。
栄養の知識があれば身近な人に安全な食事を作ることができたり、今よりもっと健康を意識した食事作りができます。
ネットやSNS上の情報だけではなく、しっかりと自分で栄養の知識を身につければ、身近な人の健康を守るこができるようになるので、栄養学を学ぶことはとてもおすすめです。
参考:臨床栄養医学協会
まとめ
ラカントは血糖値が急上昇することがないので、糖尿病患者でも安心して使用できます。
糖尿病患者にとって食事管理はとても大切なことです。
しかし制限だけに力を入れるのではなく、使用してもいい食材を知って置き換えていくことも重要なことだと言えます。
食事を楽しむことが、結果心の健康に繋がっていくでしょう。
是非ラカントを甘味料の1つとして、生活に取り入れてみて下さい。
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