9割が成功する栄養指導のコツ!失敗してしまう人の特徴も大公開

一般社団法人臨床栄養医学協会

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「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

9割が成功する栄養指導のコツ!失敗してしまう人の特徴も大公開

『栄養指導に悩んでる人必見!!』

はじめての栄養指導って緊張するし「うまくできるかな?」「失敗したらどうしよう…」と不安がいっぱいですよね?

また実際に栄養指導をやってみたけど「失敗して自信をなくしてしまった…」という人も少なくないはず。

私もはじめての栄養指導は緊張と不安でいっぱいでした。

 

そんな時、私は教科書で学びなおしをしましたが、うまくはいきませんでした。

もちろん教科書の内容は正しく知識は大事ですが『知識がある=栄養指導成功』ではありませんでした。

そこで私は栄養指導の本を読んだり、セミナーに通いやっと栄養指導に自信が持てました。

 

栄養指導が苦手という人はコツを知らないだけなんです!

これを読めば『栄養指導成功のコツ』が詳しくわかり、はじめての栄養指導も自信をもって行うことができます。

ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてみてください。

 

はじめてでも成功する栄養指導のコツ3選

はじめてでも成功する栄養指導のコツ3選

はじめての栄養指導は緊張もするし、不安なことも多いですよね?

それもこの記事を読んでいただければ解決していきます。

まずは私が栄養指導を成功してわかった『はじめてでも成功するためのコツ』を3つ詳しく解説していきます。

 

これを実践するだけでもあなたの栄養指導はだいぶ変わると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

まずは栄養指導の目的を考える

栄養指導を受ける人には必ず目的があるはずです。

この目的が明確であることは、栄養指導の成功に大きく関わります。

なぜなら『目的が明確である=向かうゴールが明確』であるということになります。

ゴールが明確であることで相手がモチベーションを維持しやすくなります。

 

栄養指導は継続することで結果に繋がるため、いかにモチベーションを維持できるかが成功のカギを握るのです。

また目的を共有しておくことで、相手との方向性の相違を防ぐことができます。

こまめに目的を確認し、常に目的を意識できるようにしておきましょう。

 

栄養指導前の準備をする

事前準備は自身が落ち着いて指導するためにも、栄養指導成功のためにもとても大切です。

栄養指導は『相手の根本改善』であり、準備なしで簡単にできることではありません。

しっかりと準備をして指導に望むようにしましょう。

 

とはいっても「どんな準備をしておいたらよいの?」と悩む方もおられると思いますので、いくつか準備しておくとよいことをまとめたのでぜひ参考にしてください。

・事前に得た相手の情報を細かく把握しておく

・相手への質問項目をメモしておく

・必要であればシミュレーションを行い練習をしておく

・資料を用意しておく

準備が不十分であれば相手の不信感にも繋がりかねません。

事前準備をしておくことで相手との信頼関係も築きやすくなります。

 

分かりやすい資料を用意する

相手に納得してもらうような指導をするためにも、分かりやすい資料を用意しておきましょう。

人は聞いたりする情報よりも見たりした情報のほうが理解しやすいです。

 

相手がこちらの話をうなずいて聞いていたとしても、実際はなかなか理解していない場合もあります。

資料を渡しておくことで何度も目に留まり、そのことで意識の変更付けができることがあります。

資料を用意するのであれば栄養Naviがおすすめです!

 

安心して栄養指導を行うために流れを再確認しよう!

安心して栄養指導を行うために流れを再確認しよう!

安心して栄養指導を行うには流れを再確認しておくことが大事です。

自分では正しい流れでできていると思っていても、実際はできていない人が多いです。

いま一度栄養指導の流れを確認し、実際の指導に活かしていきましょう。

 

栄養指導の流れは以下になります。

1.問診

2.食事計画の提案

3.食生活の改善

これらの流れを確認しておくことの大事なポイントを一つずつ解説します。

 

1)問診

この問診で相手の生活や栄養状態をできる限り細かく分析し知っておくことが大事です。

普段の食事内容に加えて血液データなどがあればより詳しく相手の栄養状況を知ることができます。

事前に必要なものを入手し、より細かくクライアント様について分析しておくようにしましょう。

また栄養状態だけでなく相手の生活スタイルをしっかり把握しておくことでその人にあった提案をすることができます。

 

例えば

・朝は苦手で時間に余裕がなく朝ごはんは食べないことが多い

・食べてもパンとコーヒーで済ませている。

・お昼は会社の食堂かコンビニを利用している

・疲れている日や遅くなる日はスーパーで惣菜を買ったり食べない日もある

 

というようなことです。

これらの情報をより細かく具体的に把握しておくことは、栄養指導成功において重要なカギを握ります!!

 

2)食事計画の提案

この食事計画と提案が相手に合ったものでなければ、その人に「頑張ってみよう!」といった期待を持たせることはできません。

ではどんな提案であれば「頑張ってみよう!」と思ってもらえるのか?

最初から大きく変えると負担やストレスになるので、はじめは小さなステップから行うようにします。

成功体験が積み重なり相手のモチベーションにも繋がるので、相手はこちらの食事提案をスムーズに行うことができます。

 

例えば

▶同じ食材で足し算や引き算をする

▶同じ食材で選ぶものを変える

▶調理法を変える(例:『揚げる』ではなく『焼く、蒸す』)

などといったようなその日からすぐに変えれそうな内容を提案します。

 

さらに具体的に提案するとこのような感じになります。

【1日の食事内容】

朝:チーズトースト、ベーコンエッグ、コーヒー

昼:チキン南蛮定食

間食:シュークリーム

夜:ご飯、鮭のムニエル、味噌汁

 

上記の食事内容では脂質過剰なのでまずは脂質を減らす提案を行う。

【具体的な提案内容】

朝:ベーコンエッグをゆで卵へ変更

昼:チキン南蛮ではなくグリルチキン定食に変更

間食:シュークリームをカステラや大福へ変更

夜:鮭のムニエルを鮭の塩焼きに変更

食事計画では『相手のやる気を引き出すこと』も栄養指導成功においてとても大切なので、しっかりと問診を基に提案を行う必要があります。

 

3)食生活の改善

この食生活改善がうまく行けば栄養指導を成功へと導くことができます。

ですが食生活改善を実際にはじめると、予想外のことや様々な課題や問題が出てきます。

 

その際『相手の変化に気づけるか?課題や問題にいち早く対応できるか?』が重要なので、相手とコミュニケーションを取り、体調の変化などを見落とさないようにしましょう。

そして、必要に応じてメニューを変更するなど、臨機応変に行えるようにしておきましょう。

これらを随時行うことで食生活改善がスムーズに進み結果に繋がりやすくなります。

 

栄養指導を失敗してしまう人の特徴3選

栄養指導を失敗してしまう人の特徴3選

「知識をつけて栄養指導をしたのになぜかうまくいかなかった!」という人は少なくないはず。

そう!栄養指導は知識があるだけではうまくいかないのです。

「なんで?どういうこと?」と思うかもしれませんが、栄養指導を失敗してしまう人にはいくつかの共通した特徴があります。

なのでこれさえ押さえておけば失敗せず自信をもって指導することができるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

相手の性格や生活状況を知らない

栄養指導は個別の指導を行わなければ、間違いなく失敗します。

個別の指導を行うためには相手のことを知っておく必要があります。

相手を知るとは、栄養状況だけでなく『性格や生活状況』も含めてです。

なぜ性格や生活状況を知っておく必要があるのか?

 

例えば相手が忙しくて自炊する時間がないという人だったとします。

にも関わらず、自炊のほうがよいからと自炊中心の内容を提案したとしたら…

その人はその内容で行動できるでしょうか?

これはその人に合った指導と言えるでしょうか?

 

個別の指導とは、その人が行動できる指導内容でなければいけません。

本当の意味で個別の指導をするためには相手を知ることがとても大事なのです!

 

知識ばかりを伝えてしまう

栄養指導では自分の知識を沢山伝えてしまう人が多いですが、実際栄養指導は自分の得た知識をアウトプットする場所ではありません。

大事なのは『相手の話を聞くこと』です。

 

実際にあなたが栄養指導を受けたとします。

その時に一方的に専門知識を話されたらどうでしょうか?

こちらが話そうとしても「それは違います。」と否定されたり、こちらの話も聞かずにこうしてください。」という指導をされたらどうですか?

反論したい気持ちになりますよね?

 

これでは栄養指導がうまくいくはずがありません。

実際相手は話したい事が沢山あると思うので、しっかり相手に話してもらうことが大事になります!

そうすることで相手のことをより理解でき、相手に寄り添った指導ができるうえに信頼関係も築くことができるでしょう。

この信頼関係を築くことは栄養指導がうまくいく一つの大きなポイントになります!

 

オンリーワンの内容ではない

栄養指導は教科書で調べて出てくるような誰もが知っている内容を指導することではないし、そのような指導では当然うまくいくはずがありません。

栄養指導では『1 + 1=2』みたいな誰がやっても同じ答えが出るというものはありません。

教科書の情報通りの指導をしても当然うまくはいきません。

 

栄養指導の基本はその人に合ったオンリーワンの内容で指導することで、このオンリーワンの内容を指導することが重要です!!

例えば『相手が今まで外食中心の生活スタイルだったから、外食でのメニューを提案する』とか『朝は絶対パン!という人であれば、脂質が10g以下のパンを選びましょう』というような感じです。

皆さんが学んできた知識をフル活用し、ぜひオンリーワンの内容の指導を心がけてください!

 

栄養指導で相手のやる気を引き出す3つのポイント

栄養指導で相手のやる気を引き出す3つのポイント

相手のやる気を引き出すためにはズバリ!!

・否定しない

・相手の話を聞く

・成功体験を積み重ねる

この3つを意識することで相手の行動が変わってきます。

1つずつ解説しておくので参考にしてみてください。

否定しない

これは基本でとても大事なことですが意外とできていない人も多いです。

例えば栄養指導で「朝ごはんは食べてないです!」と言われた時「朝ごはんを食べないのはダメなので食べましょう。」とつい言ってしまってませんか?

 

でもちょっと待ってください!

その人はなぜ?朝ごはんを食べていないのでしょうか?

朝ごはんを食べていないのには食べない理由があるはずです。

その理由も聞かずに相手を否定し正しいことを言うのは違います。

 

大事なのは「なぜ食べてないんだろう?」と疑問を持ち、その理由を聞いたうえでアドバイスすることです。

そうすることで「この人はちゃんと話を聞いてくアドバイスしてくれる人なんだ。」と相手からの信頼にも繋がります。

 

信頼を得ることで「この人なら大丈夫!」「頑張れそう!」と相手をやる気にさせることができます。

相手の話は『否定しない』ことを意識するようにしましょう。

 

相手のことを知る

相手のやる気を引き出すためには相手のことを知っておくことがとても大事です!

なぜなら、相手がどんな人なのか?どんな性格なのか?どんな生活スタイルなのか?などを知っておくことで、相手にあった提案ができるからです。

 

例えば、問診をして相手が『食へのこだわりなし。めんどくさがりの性格で食事をコンビニや外食で済ませる。』という人だったとします。

そんな人への提案では「外食では焼き魚かグリルチキンの定食にしましょう。」「コンビニではおにぎり2個と味噌汁、肉か魚のおかずを1品選びましょう。」というように選択肢を絞ってあげます。

そうすることでメニューを選ぶというめんどくさい手間が省けます。

 

さらに食へのこだわりがないので、選択肢を絞り選ぶものを決めておくことでより取り組みやすくなります。

『手間が省け取り組みやすくなる=これならできる!やってみよう!』と相手に思ってもらうことができます。

 

このように相手のことを知っておくことで、その人に合ったより具体的な提案をすることができます。

これにより相手が「これならできる!やってみよう!」と思えることがやる気を引き出す大きなポイントになります。

相手のやる気を引き出すため、しっかりと相手の話を聞き相手のことを知っておくようにしましょう!

 

成功体験を積み重ねる

成功体験を積み重ねることは相手のやる気を最大限に引き出します!

成功体験をすることで「自分にもできる。」「これならやっていけそう。」という自信とモチベーションに繋がります。

これこそが!相手のやる気を引き出すポイントなのです。

 

ここで大事なのは、高い目標を設定するのではなく『達成できそうな目標』を設定することです。

そして『それがクリアできたら次の目標を設定する』というようにしてあげます。

そうすることで成功体験を積み重ねることができ、さらには最終的な目標へ到達することができます!

 

この3つのポイントを押さえておけば、相手のやる気を引き出すことができます!

ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

今回は栄養指導がうまくいくために重要な『栄養指導成功のコツ』から『相手のやる気を引き出すポイント』まで詳しく解説しました。

皆様がこれから自信をもって栄養指導をして頂き、皆様の栄養指導で沢山の方を成功に導いてると嬉しいです。

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