スポーツの水分補給について

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

今回は、スポーツ時の水分摂取は「水」で良いのか

についてです!

 

スポーツしている時に、水を飲んでいる方を頻繁に見ます。

 

あまり汗をかかないスポーツなら問題ありませんが、

 

汗をよくかくスポーツで「水」を飲むのはリスクがあります。

その理由をお伝えします。

 

汗ですが、

99%水分で、残りはミネラルや老廃物です。

※ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などミネラルと、乳酸、尿素などの老廃物などもほんのわずかですが含まれています。

 

特に重要なのが、

ナトリウム(塩分)

汗の成分に0.3〜0.5%含まれています。

 

汗を舐めると少ししょっぱく感じるのもナトリウムによるものです。

 

汗をかくほど、塩分を失います

そのため、塩分を補給すことがとても重要となります!

しかし、「水」の塩分濃度は0.001%^^;

飲むほど体液の電解質濃度が薄まります

たくさんを汗をかくことで、

水分とナトリウム(塩分)を失います

 

しかし、

失った水分を「水」で補給することで、体液がさらに薄まってしまい

カラダは体液濃度を戻そうと、水分を排出しようと働いてしまいます

 

その結果、「脱水」「低ナトリウム血症」を引き起こす可能性が高まります。

 

体液濃度を薄めないようにするためには、

塩分濃度が0.1〜0.2%が推奨されています!

1リットルで1〜2gの塩ですね^ ^

 

スポーツドリンクなどは0.1%程度になるように設計されています!

 

理想の水分摂取には、他にも色々条件がありますが一番重要なのは

塩分濃度」です!

お読み頂き有難う御座います

 

 

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お読み頂きありがとうございました。

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