理想的な食事の選び方 大型魚のデメリット

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
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理想的な食事の選び方 大魚のデメリット

理想的な食事の選び方大魚のデメリット

 

マグロには、タンパク質豊富でミネラル・ビタミンも多く含まれています

 

しかし、良い面ばかりではありません。

 

環境汚染は、食物連鎖の上位ほど濃縮されていきます。

 

マグロが好きでよく食べている方もいると思いますが、しっかりデメリットを知った上で、適度に食べるようにしましょう

 

 

 

大型魚のデメリットは

有害物質の蓄積がある

②酸化しやすい油が「DHA」「EPAが豊富に含まれている

③刺身として、筋肉部分のみを食べることが多い

 

 

①有害物質の蓄積がある

この図は、水銀の排出量を表していますが、特にアジア圏は水銀汚染が進んでいる場所と理解しましょう!

地図

マグロなどの大型魚は食物連鎖の上位にあるため環境汚染物質が蓄積されやすいことがわかっています。

 

なんと、オーストラリア近辺を泳ぐ「ミナミマグロ」より、日本近辺を泳ぐ「クロマグロ」の方が、水銀が4-7倍高濃度蓄積されていることがわかりました。

ダイオキシンは、体重50㎏の人が毎日1回80g摂取すると耐用一日摂取量を超えてしまい水銀では

週2回摂取すれば耐用量を超えてしまいます

魚

知っていると思いますが、水銀は人体にとって有害です。

すでに、昔より人体に蓄積されている水銀が多くなっているという報告もあるため、極力カラダに入るのを避ける必要があります!

参照資料

 

 

 

②酸化しやすい油がDHA、EPAが豊富に含まれている

「アスリートのための油の摂り方」に詳しく記載しているので、ご参照ください。

 

しかし、「魚を食べるな」と言っているわけではありません。

魚の頭や内臓にはビタミンE(抗酸化物質)が豊富に含まれており、一緒に食べることで、DHAやEPAの酸化を抑えてくれます

小魚を丸ごとはとても良い食べ方です(^ ^)

家政学雑誌34(3),133-139,1983

 

 

 

③刺身として、身(筋肉部分)のみを食べることが多い

身(筋肉部分)には、

アミノ酸の「メチオニン」「システイン」「トリプトファン」が多く、そればかり食べるのはあまりよくありません

アミノ酸スコア

 

メチオニン、システイン、トリプトファンを多く摂取することで、甲状腺機能を低下させ、遊離脂肪酸を増やすという報告もあります。

図を見ると、やはり身(筋肉部分)のみでは多く摂取してしまいます!

しっかり、頭・内臓・皮・身をバランスよく食べるのが理想です(^ ^)

やはり、小魚丸ごとが良いですね!

 

 

 

大型魚を食べるようになったのはごく最近です。

まだ適応しきれていないと考えています。

大型魚は、たまにご褒美として食べる程度がちょうど良いですね(^_−)−☆

 

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います

 

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