疲れない身体を作る栄養素

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

なぜ疲労するのか

 

疲れなければもっと結果を残せるのに…

誰もが思いますよね。

今回は「運動時の疲労」にピックアップしてその原因と対処法を教えます!

ちなみに乳酸は疲労の原因ではないですよ

 

まず疲労の原因は

①H⁺(水素イオン)の蓄積

②血中カリウム・ナトリウム濃度の恒常性低下

Ca²⁺(カルシウムイオン)濃度の恒常性低下

④リン酸とカルシウム結合

普段聞きなれない言葉ですが、疲労に深く関係している物質です。

 

簡単に説明すると、

運動して筋肉の収縮・弛緩を繰り返すと、ミネラルバランスが崩れてくるということ。

このバランスを保つにはエネルギー】が必要です。

 

ではそのエネルギー源とはなんでしょう?

ヒトは炭水化物・タンパク質・脂質からエネルギーを作り出すことができます。(三大栄養素)

しかしミネラルバランスを保つためのエネルギーは、炭水化物(解糖系)】から作られるエネルギーを主に利用しています!

 

ここ、すごい重要です!

 

「タンパク質」・「脂質」ではミネラルバランス(電解質の恒常性)を保ちにくいということが報告されています!

Am J Physiol Cell Physiol 285:C1131-C1141,2003
J Physiol 536:161-166,2001
J Biol Chem 278:5929-5940,2003
J Physiol. 2001 Jun 1;533(Pt 2):379-88.

スポーツで疲れにくくするためには、

炭水化物をしっかり摂り、ミネラルバランスを崩さないようにすることが重要となります!

様々な論文でも、炭水化物が枯渇し脂質の利用比率が増えることで、疲労に直結している報告が多数あります。

しかし現代人は炭水化物の摂取量が少なく、脂質の摂取量が多くなっています

理想の摂取バランスは

炭水化物 :50~60%
タンパク質:13~20%
脂質   :20~25%
程度です!(個人差があります)

しっかりと身体に糖を取り込み、疲れにくい体を作りましょう!

お読み頂き有難う御座います

 

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