食物繊維が腸を守る

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

食物繊維が腸を守る

食物繊維が腸を守る

 

今回は、腸内環境を守るには食物繊維は超重要‼️

ってことをなるべくわかりやすく伝えます!^ ^

 

今すぐ食物繊維を食べたくなりますよ(笑)

 

皆さんもご存知の通り、腸は栄養素を吸収する場所です!

 

それと同時に、ウイルスや細菌が身体に侵入しないようにバリアを張って守っています。

腸

 

そのバリア機能の一つが「タイトジャンクション」です!

 

リーキーガット症候群で必ず説明されるので聞いたことあると思います!

 

タイトジャンクションとは、隣り合う上皮細胞をつなぎ、様々な分子が細胞間を通過するのを防ぐ、細胞間結合の一つです。

Suzuki T.et al:Cell Mol Life Sci 2013:70:631-659

腸

 

全ての細胞は【エネルギー】がないと機能しません。

 

当然、タイトジャンクションを保つにもエネルギーが必要です。

 

腸のエネルギー源のほとんどが、腸内細菌が食物繊維を発酵させることによって産生した短鎖脂肪酸です。

 

食物繊維の摂取量が少なくなれば、短鎖脂肪酸の産生量は減ります。

 

短鎖脂肪酸が減ればタイトジャンクションに影響が出ます。

※その他IgA抗体やムチンにも影響与えます

Suzuki.T.et al:Br J Nutr 2008:100:297-305.

KellyC.J.et al:Cell Host Microbe 2015:17:662-671

 

そうなると身体にウイルスや細菌などが身体になだれ込んできますね^^;

 

それが慢性炎症、アレルギー、アトピーに関係しています。

 

慢性炎症は肝臓・甲状腺機能にも影響を与え、さらなる悪循環へ繋がります。

 

現代人は深刻な食物繊維不足です!

 

なるべく食物繊維を摂りましょう!

 

成人は24g以上が目標です!

※一気に増やしたら急激な発酵が起こって体調不良を起こすこともあるので注意してください!

表

 

 

 

 

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