魚 「生」vs「焼く」

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

魚生?焼く?

魚生?焼く?

 

魚は「生」が良いか、「加熱」した方がいいのか?

 

これはどちらにもメリット・デメリットがあるのでそこを理解した上で判断するのが良いと思います。

魚

 

 

 

生のメリット

・消化しやすい

・脂が酸化していない

(鮮度にもよる)

若干ですが、生の方が消化しやすいことが報告されています。

そして脂は熱によって酸化するので、生の方が酸化していない状態となります。

 

 

 

生のデメリット

・寄生虫などによる食中毒

・食べれる部分が限られる

・新鮮であることが条件

寄生虫や病原菌などによって食中毒の可能性があり、食べられる部位が限られてしまいます。

 

 

 

加熱のメリット

・食中毒のリスクが減る

・全体を食べれる

・脂が落ちることにより、不飽和脂肪酸の量が減る

全体を食べられることで栄養バランスが良くなり、適度に脂肪が落ちてくれるので不飽和脂肪酸の摂取量が減ります。

 

 

 

加熱のデメリット

・脂が酸化する

・若干消化しにくくなる

・熱によって失われる栄養素もある

脂が酸化してしまうリスクはありますが、脂の量は減っています。

 

 

 

結論ですが、どちらにもメリット、デメリットがあるので理解した上で選択しましょう。

 

生で食べる場合には新鮮な魚でなければいけませんし、天然物には寄生虫が多いので養殖したものを選ばないといけないことがあります。

※養殖にはまた別の問題が

 

加熱したものは脂が酸化してしまうリスクがあります。

 

しかし、

脂が適度に落ちることにより不飽和脂肪酸の摂取量が減ること、

全体を食べられることによるビタミン・ミネラルの摂取量増加などの恩恵もあります。

もちろん抗酸化物質(ビタミンE)も全体を食べた方がより多く摂取できます。

 

 

私の意見としては、

「新鮮なものに限り生を食べてもOK。基本は小魚を焼いて全体を食す」

これが一番理想的だと考えています。

 

歴史的にも生の魚はあまり食べられていません。(食中毒のリスク回避のため)

 

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います

 

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