大豆の食べ過ぎは危険【前編】

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

大豆の食べ過ぎは危険前編

大豆の食べ過ぎは危険前編

 

大豆はビタミン・ミネラル・食物繊維豊富であり、毎日食べることを推奨します。

 

しかし、ビーガンベジタリアンのように、タンパク質をほぼ全て大豆から補ったり

豆乳やソイプロテインなどを大量に摂取することは推奨しません。

 

すべての食品にはメリット・デメリットがあります。

 

もちろん大豆にもデメリットがあります。

 

デメリットを理解して賢い選択ができるようにしましょう!

 

 

 

大豆の栄養素

大豆はアミノ酸スコアが100で、ビタミン・ミネラル・食物繊維豊富で栄養価値が非常に高いです。

大豆製品の栄養はとても優秀です。

 

しかし栄養素が多い=健康に良いではありません。

大豆には抗栄養素というヒトにとって有害な物質も含んでいます。

さらに、

遺伝子組み換えの有無、

農薬の有無、

放射性物質の有無

などによってカラダへの影響の仕方は異なります

 

栄養素が多いだけでは判断できません

 

すべて影響を総合的に考え、身体に入った時にどのような反応するのかをしっかり考える必要があります

?

 

 

大豆の抗栄養素でよく知られているのが、

フィチン酸

サポニン

レクチン

イソフラボン

トリプシンインヒビター

です。

量によってメリットにもデメリットになり得るものもあります。

簡単にそれぞれの作用をお伝えします。

 

 

 

「フィチン酸」

ミネラルのキレート作用、過酸化脂質をキレートすることも

 

「サポニン」

界面活性作用があり、リーキーガット症候群と関係している可能性

 

「レクチン、トリプシンインヒビター」

アミノ酸の吸収を阻害

 

「イソフラボン」

エストロゲン作用により、エネルギー代謝障害や乳がんなどと関係※これら作用が全員に強く出るわけではありません

 

 

 

特に「甲状腺機能低下している人」「乳児、子供」「高齢者」「消化機能が低下している人」

は影響を受けやすいことがわかっています。

 

もし抗栄養素の影響が見られる場合は量を調整したり、除去して様子をみることが必要です。

 

次回に続きます!

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います

 

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