女性のための貧血改善法

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

女性のための貧血改善法

女性のための貧血改善法

 

現在、急増している「鉄欠乏性貧血」についてお伝えします。

 

鉄欠乏性貧血は、

「めまい」「動悸」「息切れ」「疲れる」「怒りやすい」「うつっぽい」「肌トラブル」「嚥下障害」など、様々な症状がみられます。

「鉄欠乏性貧血」と診断されると、鉄を含む食材を勧められたり、鉄剤を処方されることになります。

サプリメントでヘム鉄を処方されることもあります。

 

しかし、一時的に改善してもまたすぐ再発したり、体調が悪くなった経験はないでしょうか?

単に、鉄を入れるだけでは根本的な改善とは言えません。

 

なぜ、カラダの中の鉄が欠乏するのか?

 

単に、鉄を含む食材を食べていないからではありません。

酸化しやすい油」を摂りすぎていることが原因の一つです

※他に、腸内環境の悪化や慢性炎症なども原因になる可能性もあります

 

 

 

酸化しやすい油」とは、オメガ6とオメガ3です。

・オメガ6が多い油は、

ごま油、サラダ油、キャノーラ油、米油、大豆油、コーン油などです。

・オメガ3が多い油は、

亜麻仁油、荏胡麻油、EPA、DHAです。

現代では、これらの酸化しやすい油の消費量が爆発的に増えています

 

 

 

脂質ラジカル

酸化しやすい油を摂ると、カラダの中で酸化して「過酸化脂質」となり、様々な悪影響を及ぼします。

酸化の始まりは、活性酸素が水素を引き抜くことから始まります。

この水素を引き抜いてしまう、強力な活性酸素が発生するには、「鉄=Fe²⁺」が必要になります。

「鉄=Fe²⁺」は「過酸化水素(H2O2 )」から電子を奪い、「ヒドロキシルラジカル(•OH)」という強力な活性酸素となります。

鉄

カラダの中に「酸化しやすい油」があり、「鉄(Fe2⁺)」が多いと、「ヒドロキシルラジカル」が多く発生し、カラダにダメージを与えてしまいます

Med Hypotheses.2007;68(3):562-4

それを回避するため、カラダはわざと鉄を減らす防御反応をすると考えられます。

 

 

鉄欠乏の方が、「鉄の多い食べ物」や「鉄剤」を利用しても、一時的にしか改善しないのはこのためです。

一時的に貧血が改善され、調子が良くなったり、パフォーマンスが向上すると思います。

しかし根本的な解決にはなりません

 

赤身肉やヘム鉄を摂ることで、死亡率上昇・疾患リスク増加するのも同じ理由だと考えられます。

BMJ.2019 Jun 12;365:12110

Int J Cancer.1975 Apr 15;15(4):617-31

Med Hypotheses.2007;68(3):562-4

 

 

 

根本的な改善には、

油の摂取量を適切量にする

酸化しやすい油を取らないです。

 

特に女性は筋肉量が少ないため、「酸化しやすい油」を溜め込みやすいので注意が必要です。

 

 

 

 

 

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