貧血は様々な原因で発症します。
鉄の摂取不足で起こることもありますが、それ以外の要因で発症することが多く、
鉄の摂取量を増やさなくても改善したケースは多々あります。
【貧血=鉄不足】
という認識は危険です!
一番多いのは【鉄欠乏性貧血】ですが、ほとんどの方で重複して貧血症状を起こしています。
そのため、症状・血液データなどから総合的に判断して治療する必要があります。
鉄欠乏性貧血であっても、鉄の摂取量を増やすだけでは改善しないことがほとんどです。
鉄を摂取していても、鉄をうまく消化・吸収できていない可能性があります。
この場合は鉄を増やしても効果が薄いです。
もしくは月経過多で、過剰に鉄を喪失している場合もあります。
このような場合は鉄の摂取量を増やすより、鉄を消化・吸収できるようにすることや、月経過多にならないようにする必要があります。
そして貧血は鉄欠乏性貧血だけとは限りません。
・赤血球を作り出せない(再生不良性貧血)
・赤血球を分化できない(巨赤芽球性貧血)
・活性酸素が多い、抗酸化物質が少ない(溶血性貧血)
これらを改善するためには、鉄の摂取量を増やしても効果がありません。
エネルギー代謝を正常にし、消化・吸収機能の改善、腸内環境改善などが重要になってきます。
貧血を改善させるためには、
【貧血=鉄不足】
という安直な考えは捨て、全身の状態を総合的に判断して改善させる必要があります。
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