牛乳で下痢する?それ、乳糖不耐症ではありません。

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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乳糖不耐症

乳糖不耐症

 

「アジア人は牛乳に入っている【乳糖】を分解する酵素が遺伝的に少ないから下痢しやすい」

 

なんとなく聞いたことありますよね!

 

しかし、これ間違いです。

 

日本人の人口の95%は乳糖不耐症と言われています。

しかし、症状が全くない方も存在します。

そして牛乳を1日に4〜5ℓ飲む遊牧民(モンゴル人やマサイ族)の62%が乳糖不耐症です。

当然、遊牧民の中で牛乳を飲んで下痢する方はいません。

 

牛乳を飲んで、下痢したり腹痛を起こすのは【乳糖不耐症】だけが原因ではありません。

 

 

実は、腸内環境】や【牛乳の品質】が大きく関係しています。

腸内環境が悪化することにより、乳糖を分解する酵素の活性が低下します。

 

腸内環境が悪化する原因は様々です。

主に抗生物質や食物繊維不足、甲状腺機能低下、ストレスなどが関係します。

 

牛乳の品質も重要です。

日本で多く流通しているのが、【ホモジナイズ・超高温殺菌】されている牛乳です。

※ホモジナイズとは、脂肪球を小さくし消化を良くします。乳脂肪の浮上を抑える目的で行います。

表

 

脂質が酸化されやすくなったり、タンパク質の変性が起こります。

そのことで生理活性が変わり、胃の通過速度の速くなり腸内pHが変化します。

そのことで消化吸収がうまく働かずに、下痢・アレルギーなどの原因となる可能性があります。

 

もう一度言いますが、日本人の95%は乳糖不耐症です。

 

しかし、症状がある人・ない人がいます。

 

乳糖不耐症という言葉だけでは説明できません

 

腸内環境を改善し、牛乳の品質を変えるだけで飲めるようになる方は大勢います。

 

腸内環境を改善し、【ノンホモジナイズ・低温殺菌牛乳】を試してみて下さい!

 

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います

 

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