一昔前では、
「乳酸が疲労の原因」
と言われていましたが、現在はそれが間違っていることが報告されています。
その理由と本当の疲労の原因までお伝えします!
サッカーの試合は前半と後半があります。
どちらが疲労が溜まっているでしょうか?
当然「後半」ですよね。
後半には倒れこんで脚がつってしまっている選手もいます。
もし乳酸が疲労の原因であるとしたら、
「後半の方が乳酸がカラダにたまっている」ことになります。
では、血中乳酸濃度を調べた研究を見てみましょう。
サッカーの試合での血中乳酸濃度の変化を表したグラフ。
前半では乳酸濃度が高まるが、後半では乳酸濃度が低くなる。
血中遊離脂肪酸は前半では低いが、後半になるにつれて上昇する。
疲れているはずの「後半」の方が乳酸蓄積していないことがわかります。
そして【血中遊離脂肪酸】は後半につれて上昇することがわかりました!
これは何を意味しているでしょうか?
乳酸というのは【糖】を利用することで発生します。
前半では【糖】を利用していて運動していたが、
後半では【糖】が枯渇し、
【脂肪】をメインにエネルギーを作っていることがわかります。
こうなると疲労したり、脚をつる原因になってしまいます。
以前もお伝えした通り、
疲労の原因は
「H⁺(水素イオン)の蓄積」
「ミネラルなどの恒常性低下」
などです。
これらを解消するには
糖(解糖系)からエネルギーを作る必要があります。
運動前にはしっかりと【糖=炭水化物】を摂取し、インターバルでも消化しやすい【糖】を補給してパフォーマンスを維持しましょう!
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