鍼灸師の資格を取るには何が必要?最短の取り方や難易度まで徹底解説

一般社団法人臨床栄養医学協会

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「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

鍼灸師の資格を取るには何が必要?最短の取り方や難易度まで徹底解説

鍼灸師の資格を取るためには必ず養成校へ通う必要があります。

専門学校や大学に3年以上通うことが法律で決められているんです。

その上で国家資格に合格する必要があります。

 

この記事では鍼灸師の資格を取るために何が必要なのか、また費用がどの程度かかるものなのかを解説していきます。

読んで頂くことで、鍼灸師の資格について具体的なイメージができるようになると思います!

 

鍼灸師になるためには養成校に通う必要がある

鍼灸師になるためには養成校に通う必要がある

鍼灸師は国家資格のため、受験するには養成校に通う必要があります。

厚生労働省の発表している受験資格は

3年以上、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣の認定した学校、厚生労働大臣の認定した養成施設又は都道府県知事の認定した養成施設において、はり師となるのに必要な知識及び技能を修得したもの

出典:はり師国家試験の施行|厚生労働省

と定められています。

 

つまり、国が認めた学校へ通わないと受験することが不可能なんです。

まずは養成校へ入学しないとスタートラインへ立つことすらできないんです!

専門学校などの養成校に通う必要があるのか、通うとしたらどんな違いがあるのか確認していきましょう。

 

専門学校

鍼灸師を最短で目指すなら専門学校へ行くのが一番です。

専門学校は国家試験に最短で合格するためのカリキュラムが作られています!

3年という期間で国家試験に必要な座学と実技を詰め込むため、大変ですが資格を取るのには最も適しているんです。

 

また、学校によっては社会人向けの夜間学校もあるため働きながら資格を取ることもできるようになっています。

できるだけ早く鍼灸師になりたいと思っている人は専門学校一択です‼

 

大学

大学は4年生がほとんどのため、専門学校に比べると長くなってしまいます。

しかし、国試に必要な分野以外の知識を学ぶことができるのが特徴です。

将来実践で役立つ解剖学や生理学の情報やスポーツ分野の応用方法などを学ぶことが出来るので、そういった分野で活躍したい人は大学へ入学するのがいいです。

 

注意点としては、大学の場合は国家資格の合格率が低いところが多いです。

大学に行く場合は合格率や特色などを事前にしっかり調べて行くことをおすすめします!

出典:第31回はり師国家試験学校別合格状況

 

鍼灸師の仕事内容

鍼灸師の仕事内容

最大の特徴はこの仕事は鍼灸師しかできないことです!

他の人がこの仕事をすると違法になってしまいます。

これは、法律で定められており

医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という。)を受けなければならない。

出典:あん摩マッサージ指圧師、はり師、灸師等に関する法律施行規則

と決まっているんです。

 

鍼灸師以外が鍼や灸を使うと50万円以下の罰金に課せられます。

そんな唯一無二の資格を取ることで出来る仕事内容を紹介していきます!

 

鍼治療

ステンレス製の細い鍼を使って治療ができます。

鍼の刺激で血行促進や坐骨神経痛などの症状改善を図ることができるのです。

 

経穴いわゆる『ツボ』を刺激することで様々な症状の改善を図ります。

治療の方法は、鍼を短時間に刺してすぐ抜く方法や電流を流す方法などがあるんです。

人によって症状が様々なため、それに合わせて様々な方法を駆使しています!

 

灸治療

ヨモギの葉で作られた『もぐさ』を使って治療をする方法です。

もぐさに火をつけることで、熱によって刺激を与えています。

 

血行が改善することで免疫力の向上も図ることができるんです。

直接肌にもぐさを当てる以外にも、ニンニクやショウガをかませてもぐさを燃やす方法もあります。

他にも金属性の物に熱を加えて治療するような方法もあります。

 

美容鍼灸

近年需要が高まっている治療方法です。

鍼の刺激を利用することでしわやたるみの改善を図ります。

リフトアップや豊胸などの効果も期待されていて、近年需要が高まっているんです。

 

最近では男性用の育毛鍼灸も世に広まってきています。

美容に対して即効性を求めている人に高い人気があるんです。

 

鍼灸師の平均年収は388万円

鍼灸師の平均年収は388万円

求人ボックスの調査では鍼灸師の年収は約388万円です。

これは、正社員の平均年収でボーナスなども含まれた金額になります。

 

一般的な平均年収に比べると低い傾向にありますが、平均年収というところがポイントなんです!

全体の給料幅として319〜776万円と比較的広い幅があります。

最終的に独立を目指して、高い技術や経験を積めば高収入に繋がる夢のある仕事なんです‼

出典:鍼灸師の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

 

鍼灸師の年収についてさらに詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。

鍼灸師の平均年収は381万円!地域差や他業種との比較など徹底解説

鍼灸師の資格を取るために必要な費用

鍼灸師の資格を取るために必要な費用

鍼灸師の学校へ通い国試を受けるまでに約350〜400万円必要になってきます。

入学金や実技や施設費などで金額の変動がありますが、高額なのは変わりありません。

高額な費用が掛かる中、入学や授業を受けるために仕事をするのでは、学業に集中するのは難しいですよね。

 

しかし、教育訓練給付金制度を使うと最大120万円ほど支給されるようになっています‼

給付制度は使える学校、使えない学校があるため必ず入学する学校の情報を調べるようにしましょう。

出典:教育訓練給付制度|厚生労働省

 

鍼灸師の国家試験合格率は約70%

鍼灸師の国家試験合格率は約70%

鍼灸師になるためには、鍼師と灸師の2つの試験に合格する必要があります。

2つの試験は同時に受けることができ、共通科目は申請すれば片方は免除できるんです。

しかし、鍼師の試験に落ちてしまうと鍼を使った仕事は当然できません。

 

試験は1年に1回開催されるため、次年度に落ちた方を受けて合格すれば鍼灸師を名乗ることができます。

試験の難易度は平均して合格率約70%のため、しっかり勉強すれば合格できるケースが多いです。

 

【鍼師国家試験】

年度

受験者数(人)

合格者数(人)

合格率(%)

元年度(第28回)

4,431

3,263

73.6

2年度(第29回)

3,853

2,698

70.0

3年度(第30回)

3,982

2,956

74.2

4年度(第31回)

4,084

2,877

70.4

5年度(第32回)

4,176

2,892

69.3

 

【灸師国家試験】

年度

受験者数(人)

合格者数(人)

合格率(%)

元年度(第28回)

4,308

3,201

74.3

2年度(第29回)

3,797

2,740

72.2

3年度(第30回)

3,892

2,963

76.1

4年度(第31回)

4,010

2,875

71.7

5年度(第32回)

4,111

2,887

70.2

出典:過去の受験者数 | 国家試験の実施

 

鍼灸師の就職先5選

鍼灸師の就職先5選

鍼灸師は鍼師と灸師2つの試験に合格しないといけない難しい資格ですが、取ることで様々な仕事に就くことができます。

国家資格のため、一般の人では就職できないような専門性の高い仕事に就職できます。

 

身体の悩みを持った人を良くしていく、非常に責任感のある仕事をすることができるのです!

そんな就職先の特徴をまとめました。

鍼灸師を取るための目標にもなるので、参考にしてみてください。

 

鍼灸接骨院

鍼灸師の就職先で代表的なのは鍼灸院もしくは、鍼灸接骨院です。

鍼やお灸を使って、体調の改善を行っています。

 

接骨院の名前が入っているところは院長が柔道整復師の資格を持っているため、捻挫や脱臼などのケガ人を診ることもあります!

それぞれの医院でやり方や方針が全然違うため、就職する際は自分のやりたい事と同じような医院を探す必要があります。

鍼灸師の需要自体は一定数あるので、自分のやりたい仕事をしっかり探せば見つかると思います!

 

スポーツトレーナー

鍼灸師はスポーツ分野で鍼灸を使った活躍が期待されています。

特にスポーツチームでは、筋肉の張りや痛みに対して鍼灸を使った即効性のある効果を期待されていることが多いです!

 

選手のケガや不調、寝不足や頭痛など様々な悩みに対応していくことになるので自然と高い知識が必要になってきます。

研鑽を積むことでプロチームやプロ選手と個人契約を結ぶことができる夢のある就職先だと思います!

自分の技術が選手のパフォーマンス向上に繋がるので、やりがいのある仕事です。

 

病院・医療機関

鍼灸師は病院で就職する人もいます。

主に整形外科のリハビリテーションで就職先があります。

自分で患者の治療方法を決めるのではなく、医師の指示により身体のツボなどに鍼灸治療を行っています。

 

薬を使わずに痛みや不調を緩和させることは、現在の医療分野で注目を集めています。

痛みがよくなればリハビリもスムーズに勧められるので、患者の復帰を早めることができるとても重要な仕事なんです!

 

介護施設

鍼灸師は介護施設で働くことができます!

鍼を使った仕事ばかりをイメージする人も多いと思いますが、鍼灸師は機能訓練士として介護施設で働くことができるのです。

 

機能訓練士がいる職場で、6ヶ月以上働けば正式に認められて仕事をすることができるような仕組みがあるんです。

もちろん機能訓練士以外にも、介護保険を使った鍼灸もあります。

訪問鍼灸というものがあり、介護を受けている人の自宅へ訪問して鍼灸治療を行ったりもしています!

 

独立開業

鍼灸師は開業して保険を使いながら診療することができます。

医療系の国家資格で開業権が認められている数少ない資格なんです。

 

しかし保険請求の仕組みがかなり複雑なため、最近は自費のみでやっている鍼灸師も多くなっています。

そのため、より多くの患者に来院してもらうようにするために技術の研鑽が必要不可欠なんです。

自分の技術や経験、得意分野などを組み合わせた施術ができるので非常に魅力があると思います!

 

まとめ

鍼灸師になるためには、3年以上学校に通う必要があります。

通った上で合格率約70%の試験に合格しないと行けません。

試験を含めた費用の総額は約350〜400万円はかかります。

全額支払うのは負担が大きいので、教育訓練給付金制度を使用することで負担が減らせるようにしましょう。

鍼灸師の就職先は豊富で自分のやりたい事を考えた上で進路を決めてください!

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