
アレルギーや食べムラなど、子供の食には個性がありますが、「どうすれば栄養バランスの良い食事が摂れるのか」という悩みは多くの保護者に共通していると思います。
「栄養の摂り方が、成長や発達に影響しているのではないか」
「将来の健康に影響が出ないかな…」と不安になることもありますよね。
そのことから、毎日の食事づくりにプレッシャーを感じる人も少なくありません。
不安やストレスは知らずに行動に表れ、敏感な子供に悪影響を与えることも。
それでは、本来の「子供のために」という思いが逆効果になってしまいます。
そんな悩みに役立つのが、乳幼児期から活かせる「子供の栄養資格」です。
この記事では、幼い子供が家にいても取得できるおすすめの子供の栄養の資格4選と、資格取得の勉強方法についてわかりやすく紹介します。
子供の栄養に関する資格で正しい知識を身につければ、毎日の食事づくりがぐっと楽になり、子どもの健康を支える大きな力になります。
自宅で学べる講座をメインに解説していますので、育児の合間に始めたい人はぜひご覧ください。
目次
乳幼児期から活かせる!子供の栄養に関する資格を取得するメリット

乳幼児期に役立つ栄養の資格についての学びは、子供の健康管理と食習慣づくりに直結します。
この知識があることで、
・離乳食・幼児食の内容・量・味つけ・進め方に迷わなくなる
・偏食・小食・アレルギー・食べムラなどの悩みにも対応しやすくなる
・将来の生活習慣病予防や免疫力向上にもつながる
など、育児の不安が軽減され、毎日の食事や体調管理に自信が持てる、というメリットがあります。
特に離乳食が始まる乳児期は、脳・身体・心の発達において非常に重要な時期です。
理想はバランスのとれた食事ですが、実際には「どんな食材を、どう調理して、どのくらい与えればいいのか」がわからず、不安を抱える人も少なくありません。
しかもこの時期は、母乳やミルクから得ていた免疫力が下がる時期と重なり、風邪をひきやすくなるため、栄養バランスへの関心が一層高まるタイミングです。
ですが、出産後に離乳食についてじっくり学べる機会は意外と少なく、保健師さんから簡単な資料をもらう程度で終わってしまうことも。
だからこそ、乳幼児期から活かせる「栄養の資格」は、子どものためだけでなく、自分自身の安心にもつながります。
さらに得た知識やスキルは、食育の実践にとどまらず、将来的に料理教室や離乳食講座、栄養相談などのキャリアや地域活動にも活かしていけます。
自宅で取得可能なおすすめの資格4選

自宅で取得できる資格は、通学の必要がなく、スキマ時間に学べます。
子供が小さく外出困難な時期には、家事・育児をしながら取得を目指すには最適な方法です。
数ある子供の栄養に関する資格の中で、今回は4つに絞り、それぞれの資格の特徴と、どんな人におすすめなのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
離乳食・幼児食コーディネーター
離乳食・幼児食コーディネーターとは、赤ちゃんの離乳期から幼児期までの食事全体をトータルにサポートできる知識を学べる民間資格です。
一般社団法人日本味育協会が主催し、ユーキャンが運営する通信講座で受講できます。
3冊のテキストと、テキストに連動したDVD、もしくはデジタル学習サイトから学ぶことができます。
1日20分の学習時間で、4ヶ月で学べる内容になっています。
わからないことは1日3問まで質問することができます。
資格講座の内容は、
- 乳幼児の身体や心の発達、アレルギー食材
- 月齢ごとの離乳食について
- 幼児食について
- 離乳食、幼児食レシピ
となっており、調理方法や食べさせ方などの離乳食・幼児食の具体的な実践方法を身につけることができるのが特徴です。
3回の添削課題を提出後、資格認定試験を受験し、合格すると、離乳食・幼児食コーディネーターとして活動することができます。
講座受講費用は、試験受験費も含んで39,000円(税込)です。
受講期間は最大1年あるので、余裕を持って取り組むことができます。
離乳食・幼児食コーディネーターは、
- 離乳食・幼児食を作るのが初めての人
- 自己流ではなく、基礎知識から学びたい人
- 子供の食に関わる知識を身につけたい人
- 乳幼児に関わる仕事をしている人
におすすめです。
価格:39,000円(税込)
【出典:生涯学習のユーキャン「離乳食・幼児食コーディネーター講座」】
乳幼児食指導士
乳幼児食指導士とは、0〜6歳の子どもの食生活を専門知識と実践力で支える民間資格です。
東京カルチャーセンターが主催しています。
4冊のテキスト、レシピブック、オンラインセミナー動画から学ぶことができる講座です。
1日30分×週に5回の学習時間で、6ヶ月で学べる内容になっています。
わからないことは随時質問することができます。
資格講座の内容は、
- 乳幼児の身体の基礎知識
- 乳幼児の発育と食事
- 乳幼児の食の実践
- 乳幼児の病気と食事
となっており、季節ごとのメニューや、手軽に作れる全40種類の離乳食・幼児食が学べるのが特徴です。
5回の課題に合格すると、乳幼児食指導士として活動することができます。
講座受講費用は、試験受験費も含んで39,800円(税込)です。
受講期間は原則6か月とされています。
ですが、主催団体によると、期間内に修了できなくとも場合によっては延長も可能とのことです。
万が一そのようになる場合は問い合わせてみると良いでしょう。
乳幼児食指導士は、
- 食物アレルギーの仕組みから、アレルギー除去食が知りたい人
- かんたんに作れる離乳食・幼児食が知りたい人
- 保育の現場に関わる仕事をしている人
- 調理のスキルを上げたい人
におすすめです。
価格:39,800円(税込)
【出典:乳幼児食指導士養成通信講座】
幼児食アドバイザー
幼児食アドバイザーとは、1〜6歳頃の幼児食について、成長段階や個々の発達に応じたアドバイスや実践指導と、専門的な知識が学べる民間資格です。
一般社団法人母子栄養協会が主催しています。
テキストと、動画学習・Zoom講座で構成されており、最短7時間で受講可能な講座です。
Zoom講座は、日程が決まっていますが、配信時間に赤ちゃんが起きていても、一緒に受講することが可能です。
聞き逃してしまった場合も、見逃し配信があるので安心して受講できます。
資格講座の内容は、
- 幼児の身体発育
- 幼児の体調不良とホームケア
- 幼児食に必要な栄養
- 食事バランスの考え方と伝え方
- 幼児期の食物アレルギー
- 食材別の注意事項
- 幼児期の食問題
- 幼児食の指導アドバイス
となっており、幼児の育児において、学んですぐに実践で活かせる内容が特徴です。
動画学習・Zoom講座終了後、筆記試験と調理課題をWEBフォームで提出し、合格すると、幼児食アドバイザーとして活動することができます。
講座受講費用は、試験受験費も含んで41,000円(税込)です。
修了後も、幼児食アドバイザーの講師にLINEまたはメールで相談することができるので、活動していくうえでは、心強いサポート体制です。
幼児食アドバイザーは、
- 子育て中の保護者で、正しい知識を学びたい人
- 子育て支援分野で活躍したい人
- 保育士・幼稚園教諭・子育て支援員
- フード系講師・離乳食教室・料理教室を開きたい人
におすすめです。
価格:41,000円(税込)
【出典:一般社団法人母子栄養協会「幼児食アドバイザー養成講座」】
また、この協会では「妊娠期から子どもの食事までの学びを深める講座」として「母子栄養指導士養成講座」も実施されています。
この資格は、幼児食アドバイザーを含む、協会の4つのアドバイザー資格取得者がさらに活動を広げるための高度な知識と技術を学べる内容となっています。
まさに「母子栄養のプロ」を目指す人にふさわしいステップアップ講座です。
当協会のブログでもこの資格についての記事がありますので、興味のある人は、こちらをご参考ください。
【出典:一般社団法人母子栄養協会「母子栄養指導士養成講座」】
幼児食インストラクター
幼児食インストラクターとは、離乳を卒業した1歳〜6歳までの幼児食移行期、前期、後期の3段階に合わせた正しい食習慣について学べる民間資格です。
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADPA)が主催し、キャリカレが運営する通信講座で受講できます。
3冊のテキスト、動画講義から学ぶことができる講座です。
1日15分×週に2~3回の学習時間で、3ヶ月で学べる内容になっています。
わからないことは随時質問することができます。
資格講座の内容は、
- 成長別の性格や食べさせ方
- レシピや食事の作り方
- 幼児の心理
- 食物アレルギー、病気時のケア
となっており、子どもの遊び食べやむら食い、好き嫌いへの理由や解決法が学べる内容が特徴です。
通信講座を受講後、試験に合格すると、幼児食インストラクターとして活動することができます。
費用は、学習サポート期間800日で68,800円(税込)、学習サポート期間700日で58,800円(税込)です。
キャンペーン時には、20,000円以下で申し込むこともできるので、詳細はホームページを参考にしてみてください。
受験料は、別途5,600円で、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADPA)のホームページから申し込むことができます。
幼児食インストラクターは、
- 自宅で料理教室を開催したい人
- 幼児食セミナー講師として活躍したい人
- 保育の現場に関わる仕事をしている人
- 飲食業界、食品業界で活躍したい人
におすすめです。
価格:学習サポート期間800日で68,800円(税込)、学習サポート期間700日で58,800円(税込)※受験料は、別途5,600円
【出典:資格のキャリカレ「JADP認定幼児食インストラクター資格取得講座」】
以上のように、乳幼児期に特化した栄養の資格は、それぞれに特徴があり、おすすめとなる人もそれぞれ異なります。
ですが、通学型と比べると、自宅で取得可能な講座はどれも、短期間で低コストで取得できるという共通のメリットがあります。
これは幼い我が子を育てながら勉強するには欠かせない大きな点ですね。
育児や家事の合間に効率的に勉強する方法と注意点

育児や家事の合間でも、工夫次第で資格の勉強は十分可能です。
ただし、限られた時間の中で学ぶには、いくつか注意すべき点もあります。
小さな子供がいると、急な体調不良や目が離せない場面も多く、思うように勉強時間が取れないこともあります。
だからこそ「今日はできなかった」と落ち込まず、できる時間に目を向けていきましょう。
そこで、スケジュールの余裕を持ちながら、育児や家事の合間に効率的に勉強する方法を3つまとめましたので、順にみていきましょう。
スマホで勉強する
まとまった時間を取ることが難しい場合は、スマホを使って、スキマ時間に「細切れ学習」をすることで有効的に時間を使うことができます。
授乳中、子供の昼寝中、食事の準備中など「5〜15分単位」で学習します。
まとめてやろうとすると疲れやすく、挫折しやすいため、「今日は1ページだけ」など小さな目標を明確にして、毎日コツコツと続けることが大切です。
資格取得講座に動画の講義がある場合は、まずは内容を流し聞きします。
片手間だと、集中できないのではないか…と不安に思うかもしれません。
しかし、とりあえず再生をする、というところから始めると習慣化しやすいです。
何度も繰り返し聞くことで「この単語聞いたことあるかも!」と感じることが増え、自然と内容の理解が進むようになります。
家事と家事の間のリセット時間に学習するのも良いです。
繰り返し勉強する際のポイントをまとめると、
- 流し聞き
- どんな内容を伝えたいのか考えながら聞く
- 集中できる時間に再度確認する
- アウトプット(問題集、ノートにまとめる、家庭で実践してみるなど)をする
のような流れになります。
この流れに従って勉強することで、効率良く覚えることができます。
1と2は、ながら勉強をするときに有効です。
まとまった時間が取れるときに、3と4に取り組みます。
聞き流しをした後は、アウトプットをすることが大切になります。
アウトプットすることで、どれだけ脳に記憶しているのかがわかるからです。
ここまではスマホを活用した効率的な勉強法を紹介してきましたが、資格を選ぶ際には「自分に合った学習スタイルかどうか」を確認することが大切です。
動画での聞き流し学習が向いているのか、それともテキストでじっくり学ぶスタイルが合っているのか、自分の生活に合わせて選びましょう。
各単元の勉強時間を手帳に書き込む
各単元ごとに「どのくらい時間がかかったか」を測りながら勉強することは、学習の質を高めるためにとても有効な習慣です。
先にも述べましたが、小さい子供がいると突発的な発熱、怪我などの対応で、数日勉強できないこともよくあることです。
そこで日々のスケジュールを管理することで、急な予定変更に惑わされることなく、計画的に学習を進めることができます。
スケジュール管理に最も適したものが、手帳です。
手帳には様々な種類がありますが、1時間毎に予定が書き込めるバーチカルタイプの手帳がおすすめです。
縦軸に時間が並んでいることで、予定の詰まり具合、空き時間が一目で分かり、書き込むだけで「今日は何がどのくらいあるか」が明確になります。
スケジュールを時系列で把握できるため、頭の中も整理しやすくなります。
一番最初にやるべきことは、日々のスケジュールを把握することです。
小さい子供との生活は、1日何をやっていたのか忘れてしまうほど早く過ぎていきます。
実際に細かく記録して可視化することで、日々、何にどのくらいの時間を使っていたのかがわかり、自分のリズムが把握できます。
無駄な時間の発見や改善点も見えてくるでしょう。
日々のスケジュールが把握できたら、課題提出日や受験日を記入し、そこから逆算して勉強時間を割り振っていきます。
ここで無理なスケジュール設定をすると、余裕がなくなってしまい、精神的にも良くないので、自分ができそうな時間に設定します。
1週間のスケジュールのうち、子供が体調を崩してしまったときのために予備日を作っておくと良いです。
予備日は、遅れていた勉強時間にあてたりなど、できなかった日の穴埋めに使います。
予定通り進んでいた場合は、先に進めても良いですし、休息日として使うこともできます。
手帳に記録として残しておくと、今後も習慣化しやすかったり、振り返った時にやりきったという実感がわくので自分の成長も感じられると思います。
一時保育やベビーシッターを利用する
資格取得の勉強のために、子供を預けることは、育児との両立を無理なく実現しながら、学習に集中できる環境を作ることができるという大きなメリットがあります。
受験日当日や、2~6時間程度のまとまった時間を勉強にあてたい場合におすすめです。
子供を預けられる場所は、地域によって異なり
- 保育園や認可外保育施設での一時保育
- 国や自治体が運営・支援する一時保育
- ベビーシッター
などがあります。
1.保育園や認可外保育施設での一時保育
家庭での保育が一時的に困難な場合に、保育園や認可外保育施設などで一時的に子供を預かってもらえるサービスです。
保護者の就労(短時間・パートなど)、通院・出産・介護、リフレッシュ(育児疲れの解消など)、冠婚葬祭・就職活動、資格取得・講習参加などの理由で預けることができます。
まずは、お住いの市区町村のホームページや窓口で、一時保育を実施している施設を確認し、年齢制限、利用時間、利用可能日数、利用料金など調べておきましょう。
初回利用時は、慣らし保育があり、預けられるのが1〜2時間程度の場合もあります。
病気や発熱時は預かり不可なので、注意しておきましょう。
2.国や自治体が運営・支援する一時保育
「一時預かり事業」とも呼ばれ、厚生労働省の制度に基づいて、多くの市区町村が公費で提供しているサービスです。
約982市区町村で導入されており、急用・リフレッシュ・通院・仕事などの一時保育や、幼稚園・保育園・学童・習い事など送迎のみも対応可能です。
地域支援スタッフは、保育資格のない場合もありますが、安価で柔軟な対応をしてもらえるため、利用しやすいです。
手続きには、事前面談や登録が必要なため、利用前には準備が必要です。
3.ベビーシッター
ベビーシッターは、保護者に代わって子供のお世話や見守りを行うサービスです。
自宅や指定の場所で、個別に保育してくれるのが特徴です。
保護者の仕事や用事(出張、通院、在宅ワーク時など)、保育園・幼稚園・学童の送迎、リフレッシュ(美容室、映画など)、兄弟の行事中の付き添い、夜間・深夜・早朝など保育園では対応できない時間帯にお世話をしてもらうことができます。
キッズライン、ポピンズシッター、アルファコーポレーション、ベアーズなどのサービスでベビーシッターをお願いすることができます。
子供の栄養に関する資格を活かす方法

子供の栄養に関する資格を取得中、もしくは、取得後に活用することで、体験を伴う知識を得ることができます。
そのため、学んだことをすぐに実践に移すことが重要です。
成功体験はやりがいや、自信にもつながるので理解もさらに深まります。
資格取得の勉強をしながら活かせる方法も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
受講中から家庭での食事に反映させる
受講している内容は、自分の子供の食事にすぐに活かすことができ、改善や工夫の記録を通して、経験を積むことにもつながります。
食事メニューの工夫や、栄養バランスや食べやすさを意識した献立作成は、実践することでコツがつかめてきます。
そのため、学んだことは積極的に取り入れてみるのがおすすめです。
子供の食の土台をつくるためには、離乳食が始まる時期からの食習慣が大切になります。
例えば、1〜3歳は鉄・カルシウム・ビタミンDが不足しやすいと言われているため、その栄養素を補うおやつを考案することも良いでしょう。
また、学んだことを色々試すことによって、子供に無理やり食べさせるのではなく、工夫して食べたくなる仕掛けを作ることもできるようになります。
正しい栄養の知識を身につけ、食事に反映させることは、病気にならない、風邪を引きにくい体づくりをすることにつながります。
子供との食事の時間が、不安なものではなく、楽しく学んで実践できる場に変えることができ、親子の信頼関係も深まるものになるでしょう。
子育てサークルのイベント講師
子育てサークルとは、地域の保護者たちが自主的に集まって、子どもの遊び・交流・情報交換を目的に活動するグループです。
主に乳幼児の親子が参加し、仲間づくり・学びの場として活用されています。
活動内容は、サークルによって様々で、イベントなども行っていることがあります。
子育てサークルで講師として、「子供の栄養講座」を開催すると、非常に喜ばれます。
なぜなら、参加者の関心が高く、実生活に直結した学びを得ることができるからです。
写真を使ったレシピや、子供が良く食べる栄養バランスの整ったおやつなどを紹介すると、参加者が満足できる内容になり、今後の活躍の場が広がる可能性があります。
学んだ知識をわかりやすく伝えたり、悩み相談に応じることも自分の実績につながります。
取得後は主婦業の傍らで活かす
幼い子供がいると「資格を取っても外に向けて活かすのは無理だろう」と思われがちですが、実はそんなことはありません。
子育てと両立しながらでも少しずつ実践できますし、子供が成長して余裕がでてきてからでも十分に活かせます。
ブランクが空く場合でも今からでもできることはあります。
例えば以下のように栄養の資格を活かす方法があります。
- 栄養指導:離乳食・幼児食・偏食改善・簡単レシピなどをSNS発信して、モニター指導を募る
- コンテンツ販売:栄養を意識した幼児食レシピの開発をする
- ライター:ママ向けメディアや栄養サイトへのコラム執筆をする
- 調理補助:保育園や子育て関連施設で短期アルバイトをする
- 家事代行:食育に強い家事代行サービスとして活動をする
わずかな経験だったとしても、栄養の知識を活かした活動は、今後のキャリアを拡大していくきっかけとなります。
実践を通じて「どんな人に喜ばれるか」「自分は何が得意か」といった気づきが得られ、自分に合った方向性が見えてくるからです。
今の自分にできることから、ひとつずつ積み上げていってください。
子供から大人まで!一生使える基礎的な栄養学を学べる講座とは

「家庭の健康を守りながら、将来的には仕事や事業にもつなげたい」と考える人に選ばれているのが、一般社団法人 臨床栄養医学協会が主催する「臨床栄養医学指導士」講座です。
この講座では、栄養の基礎に加えて「人に伝える力」や「実際の指導力」まで実践的に学べます。
悩みの根本原因の探し方や人体のメカニズムなども、前提知識がなくても基礎から丁寧に学べるため、初心者でも安心して取り組めます。
管理栄養士などの専門職の方はもちろん、子育て中の主婦にも選ばれている点が信頼の証です。
講座はすべてオンラインの録画受講で、家事や育児のスキマ時間に自分のペースで学ぶことができます。
受講期間は3か月と、幼い子供を育てながらも無理なく続けられるスケジュールです。
栄養学の基礎については、別途専用の動画も用意されているので、初めての方でも安心です。
講座期間中は、24時間いつでも使える質問掲示板があり、ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
また、毎週火曜21:00〜はZoomでの質問タイムもあり、子供を寝かしつけた後に、リアルタイムで直接講師に相談することも可能です。
さらに、受講修了後・認定試験合格後には、協会が運営する無料のサロンで、最新の栄養学を学び続けることができます。
学びを継続できる環境が整っているのも大きな魅力です。
また、子供が成長した後に資格を活かして事業展開を考えている方のために、サロンでは「ビジネス部」も設置しています。
- マーケティングスキル
- コピーライティングスキル
- SEO
- インスタ集客方法
などプロから学べる環境も整っており、心強いサポートが揃っています。
第2章「自宅で取得可能なおすすめの資格4選」でもお伝えした通り、「乳幼児食」の分野に多くの資格があることからも、子供の身体づくりにおいて栄養の知識がいかに重要かがわかります。
保護者自身が健康を意識して過ごすことが、子供にとって最良の手本となり、家族全体の健康意識も自然と高まります。
資格取得は「今すぐの仕事」だけでなく、5年後・10年後の暮らしや働き方を見据えて活かせる視点を持つことが大切です。
協会の代表理事・小笹廉氏自身も、子供のアトピーをきっかけに栄養学を学び始めました。
「子供の病気をもう見たくない」という強い思いから、この活動を広めています。
栄養の知識は一生ものの「財産」になります。
気になった方は、ぜひ講座の詳細をチェックしてみてください。
【出典:一般社団法人臨床栄養医学協会「臨床栄養医学指導士コース」】
まとめ
離乳食や幼児食に悩んだとき、必要なのは「正しい栄養の知識」です。
育児中は、「子供の成長が遅いと感じる」「他の子と比べて風邪を引きやすい」など悩む場面が多くあります。
ですが、正しい栄養の知識を学ぶことで、迷いや不安が少しずつ減り、毎日の食事に自信を持てるようになります。
子供にとって食事は、身体・脳・心の発達を支える大切な土台です。
また、こうした学びは今の育児だけで終わるものではありません。
子供が成長した後、家族の健康を支えたいとき、あるいは仕事や社会活動として誰かの役に立ちたいと感じたときにも、大きな力となります。
子育て中だからこそ始められる学びがあります。
この記事が、自分らしい生き方や働き方を考えるヒントとなり、未来へ続く一歩となることを願っています。



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