フードコーディネーターを受験する人の合格率は3級で約7〜8割程度であり、比較的高い合格率となっています。
しかし逆を言うと、2〜3割の人は試験に落ちているわけです。
試験勉強を独学で行おうとする人も多いですが、実際に行っていくとどうやって勉強を進めていけばいいか分からなくなったり、モチベーションを維持するのが難しかったりします。
その結果、試験に落ちてしまう人もいるんです。
試験に落ちると再び受験料を払うなど余計なお金も掛かってしまいますよね。
そうならないために、1発で受かる勉強のコツを知ることが重要です。
この記事では、試験に合格できる効率の良い勉強方法をお伝えしていきます。
後半では暗記のコツも紹介していきますので、最短で1発合格を目指しましょう!
目次
【完全攻略】フードコーディネーターの勉強法
フードコーディネーターの認定試験には3級・2級・1級とあり、入門編である3級の合格率は約70〜80%とそれほど難しいものではありません。
今回は受験する人が多い3級について、独学でも効率よく合格できる勉強方法をお伝えしていきます。
出題範囲・出題方式を確認する
出題範囲や出題方式は年ごとに変化することもあるため、まずはしっかり確認することが大切です。
確認ができたら自分が確保できる時間を基に、計画を立てて勉強を進めていきましょう。
【3級(2024年度)の出題範囲】
「新・フードコーディネーター教本2024」または「新・フードコーディネーター教本2023」、テキスト外からは食に関する一般常識問題
【出題内容】
「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」の4分野
出題数は1分野25問、4分野で計100問
【出題方法】
CBT(コンピュータ ベースト テスティング)を使い、択一式で答える方法
※2024年6月現在
出題範囲からすると、教本の内容をやり込むことで基本的な知識は網羅できます。
問題の中にはひっかけのような似た単語も選択肢に含まれるため、単語の意味を十分に理解しておく必要があります。
教本の内容を大まかに確認する
勉強を始めると、教本の内容をまずは完璧になるまで覚えようとする人も多いと思います。
その方法よりも、「一通り教本を確認→問題を解いてみる→分からなかったところを重点的に覚えたり調べる」方法をお勧めします。
一巡で理解できたところはその後も理解できていることが多く反復して行う必要もないため、分からない所の理解を深める時間にも充てられる、この方法の方が効率は上がります。
過去問を通して問題の傾向を知る
教本で学習した内容がどれくらい定着しているかや、現時点で一般常識がどの程度あるのか過去問題集を利用して確認してみましょう。
最初は点数が低く落ち込んだりモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれませんが、間違えたりなんとなくで正解した問題を繰り返し解き直すことで合格に近づきます。
また、出題範囲の中にはテキスト外からの出題もあるため、どのような問題が出題されるか傾向を知るには過去問を解くことが1番です。
実際に時間を計りながら問題を解いてみる
上記で過去問を解くことをお勧めしましたが、その際は試験と同じように時間を計測しながら取り組んでみましょう。
試験時間は120分となっており、実際に計測しながら行うことで問題を解く時の時間配分が掴みやすくなります。
また、どの分野で時間がかかり過ぎるのか自己分析することができ、苦手分野を抽出できます。
勉強時間がなかなか確保できず、お金を払ってでも最短で合格したいという人には、3級試験対策講座もあるため活用すると良いかもしれません。
しかしこの対策講座は3級願書提出時に一緒に申し込まないといけないため注意が必要です。
試験合格のために必要な勉強時間
実際に合格した人の声やSNSの情報をまとめると、最短2〜3ヶ月の勉強時間で合格している人もいるようです。
独学であれば自分のペースで勉強を進めることができるため、約300ページある教本を計画立てながら勉強していくことで、2〜3ヶ月での合格も可能でしょう。
フードコーディネーターの資格を取得できる通信講座では、多くの場合3〜6ヶ月コースで期間を設けていることが多いです。
時間がなかなか確保できなかったり、モチベーションが上がらずペースを掴みにくい人は3〜6ヶ月で計画を立ててみると無理なく進められるでしょう。
暗記が苦手な人へおすすめの暗記方法3選!
勉強を進める上で1番時間が掛かり、問題になってくるのが暗記だと思います。
「覚えるの苦手だな…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
ここでは暗記のちょっとしたコツをお伝えします。
最短で確実に暗記ができれば、試験合格への道も近づきますのでぜひ実践してみてください!
夜にインプット、朝にアウトプットする
暗記ものは寝る前に覚え、朝に思い出すと定着しやすいとよく言われています。
しかしただ覚えて眠れば良いわけではありません。
海外の研究結果によると、単語や意味などを記憶する際、睡眠中のノンレム睡眠第3・第4段階(深い睡眠)に特に処理されやすく定着しやすいとされています。
そのため、睡眠の質や睡眠時間が重要になってきます。
睡眠の質の低下には、日中の活動量が少ない・自律神経の乱れ(交感神経優位)・偏った食生活などが挙げられるため気をつけましょう。
また、勉強のし過ぎで睡眠時間が削られることがないよう、6時間〜7時間半は眠る時間を確保しましょう。
自分の言葉で説明できるようにする
学生時代などにテストの最中、意味をなんとなくでしか覚えていなかった言葉が出てきて「あの時ちゃんと覚えておけばよかった」と後悔したことはないでしょうか?
フードコーディネーターの教本の中には似たような単語(例:腐敗、変敗、変質)が出てくることもあり、その言葉が示すニュアンスをしっかり捉えていないと本番で混乱する可能性があります。
そのため意味が分からなかったり曖昧なものは、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
家族や他の人に説明できるレベルまで理解度を深めることができれば、本番でも自信を持って問題を解くことができるはずです。
日常に関連付けながら覚える
ただ教本で単語を覚えるよりも、実際に目にしたものや経験したことの方が思い出しやすいことが多いです。
例えばフードコーディネーターの問題の中に、魚を下ろす調理工程の問題があります。
包丁の名前や工程の名前を覚える際は、実際に包丁の形や工程の動画などを調べることでイメージが付きやすくなります。
また、【肉の部位の名称】や【野菜の可食部位】など食品の知識を問う問題では、スーパーに出かけてみて学習した内容と照らし合わせるのも良いでしょう。
まとめ
フードコーディネーター3級に効率よく合格するため、出題範囲や出題傾向を確認し、本番と同様に過去問を解いていきましょう。
また、学んだことを自分の実生活と結び付けることで、食の知識をより一層深めていくことをお勧めします。
自分のペースで効率よく・確実に合格を目指しましょう!
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