糖尿病の病名の由来は、血液中に溢れた糖が、尿として排出される現象から名付けられました。
そのため【糖質の食べ過ぎ=糖尿病】と勘違いしている方がとても多いです。
実は違います。
逆に糖質の摂取量が減っているから糖尿病になっています。
※他にも原因はあります
糖尿病患者は1950年以降爆発的に増えています。
しかし、糖質(=炭水化物)の摂取量は激減しています。
1940代は80%、現在は53%です。※脂質は30%超えました(^^;;
糖質(=炭水化物)が減っているのに糖尿病が増えています。
1940年代は米・麦や野菜、芋、果物から多くの糖質を摂っていましたが、糖尿病患者はとても少なかったです。
【糖質】が主原因ではないことがわかります。
※砂糖・異性化糖の摂りすぎは糖尿病の原因になり得ますが、それより重要なことがあります。
糖尿病の主原因は【脂質の過剰摂取】です。
なぜ脂質の過剰摂取で糖尿病になるのか?
これは【Rundle Cycle】【耐糖能】を理解する必要があります。
【Rundle Cycle】を簡単に説明すると、糖質が代謝されると脂質が代謝されにくくなります。
脂質が代謝されると、糖質が代謝されにくくなるということです。(シーソー関係)
脂質を摂りすぎると、脂質がメインで代謝されます。そのため糖質が代謝されにくくなり、血中に【糖】が余ってしまうということです。
糖質を代謝する能力のことを【耐糖能】と言います。
脂質を摂り過ぎると、糖質が燃えにくくなるので【耐糖能】が低下して血糖値が上がりやすくなるということです。
低炭水化物・高脂質食で耐糖能が低下する報告は複数されています。
耐糖能を低下させる要因は他にもあります。しかし【脂質の過剰摂取】が最大の要因と考えています。
糖尿病の原因は【糖質の摂りすぎ】ではなく、【耐糖能低下】です。
糖尿病治療ガイドラインでも、糖質の制限ではなく、脂質の制限を行うよう明記されています。
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