血液データだけの指導が一番いいですか?

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

血液データだけの指導はまずい

血液データだけの指導はマズイ

 

最近では治療家・トレーナーの方も栄養コンサルを始める人が多くなりました。

栄養に関心を持ってくれる人が増えて嬉しい😊

ただ、コンサルの進め方が悪かったり、知識不足だと効果が出ないことが多々あります。

今回は、絶対してはいけないことをお伝えしていきます。

 

血液データのみで栄養状態判断する

「○○が下がっているからタンパク質摂りましょう」

「○○が高いのでサプリメント摂りましょう」

このように血液データのみで判断するのは絶対にNGです🙅‍♂️

 

 

例えば、総蛋白アルブミンの数値が下がっていたとしましょう。

血液データだけみたら【タンパク質不足】となります。

この情報だけでタンパク質量を増やす指導をしてはいけません。

総蛋白の正常値:7.0〜7.5程度

アルブミンの正常値:4.0〜4.5程度

 

 

もし、食事で十分なタンパク質を摂っていた場合どう考えられるでしょう?

その場合、

・消化できていない

・吸収できていない

・ミトコンドリアの機能が低下している

大きくこの3つが考えられます。

消化

 

 

血液データでタンパク質不足初見がみられたとしても、タンパク質量が問題になっていない場合が多数あります。

「消化能力」「吸収能力」「ミトコンドリア機能(代謝)」

この3つの機能のいずれかが低下した場合、

タンパク質をしっかり摂っていても血液データでは低値を示してしまうことがあります。

症状や食事、血液データを総合的に見て判断することが大事です

この3つを考慮せずにタンパク質だけ増やしても上手くいかないことが多いです。

未消化物を増やし、腸内細菌バランスを悪化させ、代謝も低下させることがあります。

 

 

今回は「タンパク質」を例に出しましたが、

鉄や亜鉛、ビタミンなども同じ。

血液データだけでは判断できません

症状・食事をしっかりみることが大切です

 

 

 

 

 

お読み頂き有難う御座います✨

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