赤ちゃんに多いビタミンD欠乏

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

ビタミンD欠乏

びたみんD欠乏

 

ビタミンDは骨の成長や細胞増殖、免疫機能にとって、とても大事な栄養素。

 

不足すると骨が脆くなり、くる病や骨軟化症を引き起こします。

病気と診断されなくてもビタミンDが少ないことで様々な弊害が起こります。

骨の成長が阻害されることで、足のアライメントが崩れO脚・X脚になりやすく、成長も停滞します。

O脚

 

 

年々くる病の患者数は増加しています。

新生児の22%にビタミンD欠乏が疑われています。

グラフ

 

 

他人事ではないので、しっかりビタミンDを意識した食生活、生活習慣にしましょう!

 

赤ちゃんの場合、ビタミンD供給源は「母乳」か「紫外線」です。

赤ちゃん

 

 

1歳未満のビタミンD摂取量は目安として、【5.0μg/日】と設定されています。

母乳には1000mlにおよそ3.0μgのビタミンDが含まれています。

けれど赤ちゃんの母乳摂取量は1日で614〜780ml(月齢1~7ヶ月)

通常では5.0μgは達成することが困難です。

 

そのため

・母乳のビタミンD濃度を高める

・適度な紫外線

この2つがとても重要となります。

 

 

ビタミンDが多く含まれているのは「」でダントツです。

その他に含まれているのは、きのこ、乳製品、卵など。

お母さんは毎日、あるいは週5〜6回くらいで新鮮な魚を食べましょう!

 

 

【紫外線の当たり方】

紫外線に当たることで皮膚でビタミンDを合成することができます。

午前10時から午後4時までの間に、日焼け止めなしで顔、腕、手、足に約5〜30分の日光浴を行うことで十分なビタミンD合成ができます。

母子とも毎日、最低週2回は行いましょう!

北海道など、冬に日照時間が短くなり皮膚からのビタミンD産生ができない地域では乳児用調製粉乳などを利用することも検討が必要です。

時期によって、ビタミンD欠乏患者数は有意に変わります。

 

 

 

 

 

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