食育栄養資格5選!子育てしながらでも学べる資格と活用法を徹底解説!

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
(この著者の記事一覧はこちら )

当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

子供がよく風邪をひくようになった、好き嫌いが多い、栄養バランスの偏りが気になる、食事に興味がない、などお子様に関する悩みは尽きないものですよね。

栄養バランスの良い食事を提供したい、健康的な体づくりをしてあげたい、そう思ったときに食育栄養が大事と感じた方はたくさんいらっしゃると思います。

 

しかし実際に食育栄養の資格を勉強しようと思うと、色々な種類があるのでどの資格を取得するのか迷ってしまいますよね。

ただ闇雲に資格取得を目指してしまうと、難しすぎて挫折してしまったり、資格を取得しても活かすことができなかったりします

そうなってしまってはせっかく子育てや仕事をしながら、時間とお金をかけて資格を取得したのにもったいないですよね。

 

ここでは栄養の資格を取得している私がおすすめする食育栄養の資格をいくつかご紹介します。

資格を取得する前に確認すべきこともお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

臨床栄養医学指導士とは
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食育栄養の資格を選ぶ前に確認すべきこと

食育栄養の資格といっても様々なものがあります。

資格を選ぶ前にその資格で何を学ぶことができるのか、また資格を取得したらどういったことに活かせるのかを明確にしないといけません。

それは自分に合った資格内容でないと、途中で挫折してしまったり、活かしたい分野で活用できなかったりするからです。

 

資格によっては資格取得後にサロンに入ることができ、そこで今後のビジネスへのつなげ方も学ぶことができたり、ブラッシュアップセミナーを受講しさらに知識を深めていくことができたりもします。

反対に家族に対してなど身近に使うだけであればそういったことは必要ないと思うのでその分受講費用を安く抑えることもできます。

それぞれの資格の内容、難易度、その後の活躍イメージを具体的に明確にした上で資格取得に取り組むことをおすすめします。


食育栄養を学ぶのにおすすめな資格5選

資格取得前にまず確認していただきたいことは理解できたと思います。

ここからは実際に食育栄養を学ぶのに私が厳選したおすすめな資格5選を紹介します。

食育実践プランナー

食育実践プランナーは一般社団法人日本味覚協会が認定する民間資格です。

役立つ食の知識を幅広く伝えていくスペシャリストになることができます。

 

食育とは何か、食事や栄養バランスの考え方、食品表示や添加物についてなど、安全で健やかな食生活を送るために必要な正しい食の知識を基礎から身につけることができます。

下ごしらえや、調味料の活かし方、美味しいと感じる味の組み立て方など実践方法を習得することができ健康的な食生活を自信を持って送ることができます。

主に家庭での実践を目指した学習内容となるため、より健康的な食事作りや、食材選びなど暮らしに直結した知識を得ることができます

 

これから一人暮らしをする方、家族を持たれる方など食の基本から学びたい方はぜひこちらの資格を参考にしてみてください。

 

標準学習期間は6ヶ月です。

学習を終えたら資格試験の合格で資格取得となります。

試験はマークシート方式、70%以上の得点が合格基準です。

費用は教材費・指導費・資格試験を含み39,000円です。

通信講座の添削課題が6回あり、最終が資格試験となっています。

試験は在宅で受験可能です。

 

参考:食育実践プランナーとは?

食育インストラクター

食育インストラクターはNPO法人日本食育インストラクター協会が認定する民間資格です。

 

食育を基礎から学び、日々の生活に活かす以外にも、食育インストラクターとして食育を食育を広く推進し、社会で活躍する食育の指導者になれます。

この資格はプライマリーから1級までの5段階に分かれており、初心者から栄養士、調理士などのプロが取得するレベルまで広い視点で「食」を見つめることができるのが特徴です

 

  • プライマリー⋯通信教育にて食育の3本柱や基礎知識を学び、問題意識を持ち日々の生活に活かすことができる。
  • 4級⋯食育の基本をふまえ、家庭料理の基礎技術を学び、日々の生活に活かすことができる
  • 3級⋯食育の重要性を理解し、料理技術を向上させ、日々の生活に活かすことができる
  • 2級⋯食育に関する幅広い知識を有し、基本的な知識をわかりやすく伝えることができる
  • 1級⋯食全般に関する幅広い知識と各テーマ(料理・栄養・健康・衛生等)に対する専門知識を持ち、広く伝え、普及活動ができる

 

資格取得方法は5段階それぞれによって異なっています。

食育インストラクター養成講座(受講期間は約6ヵ月。提出する課題は4回)を受講します。

講座最後の課題(第4回目課題)は「修了認定試験」です。

通信講座のため、在宅受験、70点以上合格となります。

受講金額は39,900円です(別途事務手数料440円)

資格の発行は「食育インストラクター養成講座 修了証」と「食育インストラクター Primary認定証」の2種類あり、認定証と同じ意味を持つ「認定カード」もあります。

修了証・認定証・認定カードそれぞれ単独での発行も可能ですし、3つとも発行するのはおすすめです。

 

・4級

①推進校に進学

 調理実習(3単位)、食育授業(6単位)を受講し、食育筆記試験(60点以上合格)に合格することで資格取得ができます。

②協会主催研修会に参加(2025年7月現在は募集なし)

 

・3級

①4級取得者で推進校に通学又は(一社)全料協「上級」取得者

調理実習(20単位)、食育授業(6単位)又は3級資格認定研修会(6単位)を受講し、食育筆記試験(60点以上合格)を合格すると取得できます。

②プライマリー取得者で推進校に通学

調理実習受講(20単位)で取得できます。

③プライマリー取得者で推進校に未通学

調理実技筆記試験(80点以上合格)に合格すると取得できます。

費用 調理実技筆記試験5,500円です。

④食育に関する国家試験等取得者又は協会賛助会員

3級資格認定研修会(6単位)受講後、食育筆記試験(60点以上合格)を合格することで資格取得できます。

費用 3級資格認定研修会10,000円+食育筆記試験受験5,500円=合計15,500円です。

 

・2級

2級以降は上級者向けとなりますので、参考に簡単に説明します。

 

①3級取得者で推進校に通学又は食育に関する国家資格等、又は食育に関する国家試験等、又は(一社)全料協「准教師(助教員)」以上取得者

調理実習(40単位)、2級資格認定研修会(12単位)又は協会認定食育授業(12単位)を受講後、食育筆記試験(70点以上合格)に合格すると、資格取得ができます。

②3級取得者で推進校に未通学

2級資格認定研修会(12単位)を受講し、食育筆記試験(70点以上合格)・調理実技筆記試験(80点以上合格)に合格すると、資格取得ができます。

③プライマリー + 食育に関する国家資格取得者

2級資格認定研修会(12単位)を受講し、食育筆記試験(70点以上合格)に合格すると、資格取得ができます。

 

・1級

①2級取得者

2級取得後1年以上の食育実務経験、1級資格認定研修会の受講(12単位)、食育筆記試験(80点以上合格)、活動報告、食育レシピ提案の5つの条件を達成すると、資格取得できます。

②栄養教諭

1級資格認定研修会の受講(12単位)、食育筆記試験(80点以上合格)、食育レシピ提案の3つの条件を達成すると取得できます。

 

参考:特定非営利活動法人 食育インストラクター協会

食育アドバイザー

食育アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会が認定する民間資格です。

食育の目的から栄養バランス、旬や安全な食材の見分け方、食育の専門家として活動するためのノウハウを身につけることができます。

資格取得後はセミナー講師や料理教室の先生、教育・医療・食品業界など、お仕事に生かすことも可能です。

 

また、子供に食の大切さを教えたり、子どもの成長を促進させる栄養や食生活を実践できるようになります。

栄養素の働きを理解し、免疫力をつける食事を実践すれば、家族の病気の予防・緩和につながります。

食事バランスガイドの使い方、食品表示や添加物の知識を身につけることができ、日々の栄養バランスの良い食事や体にいいもの・悪い物が判断できるようになりたい人におすすめの資格です

 

標準学習時間は約3ヶ月で通信講座により、食育指導のための基礎知識、安全・安心な食品の選び方、食育活動方法について学びます。

専任講師に学習中の疑問を質問、添削指導を受けることができます。

協会の認定講座を修了すると受験資格が与えられます。

 

通信講座の受講費用は

  • Aコースweb申込68,800円(ハガキ申込は78,800円)
  • Bコースweb申込19,800円(ハガキ申込は68,800円)
  • Cコースweb申込48,000円(ハガキ申込は48,700円)です。

それぞれのコースは学習サポート期間の違いです。

Aコース800日、Bコース700日、Cコース600日です。

その他テキストや添削課題、映像講義等はすべて一緒です。

 

試験は協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した方に受験資格が与えられます。

試験は在宅で受験可能で、全問題の70%以上正解で合格となります。 

受験料は5,600円(税込)です。

合格すると認定証及び認定カードが付与されます。

 

参考:食育アドバイザー資格取得講座|通信教育講座・資格のキャリカレ

乳幼児食指導士(旧 幼児食アドバイザー)

乳幼児食指導士は株式会社フローラルアート(東京カルチャーセンター)が認定する民間資格です。

乳児期から幼児期の食事は成長や発育に必要な栄養を摂取するだけでなく、正しい食生活や生活習慣を身につけるための重要な役割を果たしています。

 

離乳食・幼児食に必要な栄養学や生理学の基礎、体や心の成長、この時期にかかりやすい病気や食物アレルギーへの対応、離乳食・幼児食作りの具体的な実践技術など、正しい知識と実践力に基づき、食を正しく導くことで、食の自立を促すことができます。

素材を活かした味つけで子供がゆっくりと噛める食事、食べやすい大きさ、やわらかさの食事を作れるようになり、家庭で活かすことができます。

 

成長に必要な栄養素を摂取させることはもちろん、子供の好き嫌いを減らし食べる楽しさを教えられます

育児や食に関する仕事、講師として活躍、乳幼児食教室を開くなどの活躍の場もあります。

 

乳児・幼児の体の基礎知識、乳児・幼児の発育と食事、乳児・幼児の食の実践、乳児・幼児の病気と食事についてテキストの教材を使い、通信講座を受講します。

標準学習期間は6ヶ月です。

通信講座のカリキュラムを履修し、6回の課題にすべて合格することで資格取得できます。

学習期間の間は質問が随時可能となっています。

 

費用は一括払いで39,800円(税込)です。

6回払い(月々6,800円✕6回 合計40,800円)、12回払い(月々3,450円✕12回 合計41,400円)も選択可能です。

 

参考:乳幼児食指導士養成通信講座 | 楽学ネット

食生活アドバイザー

食生活アドバイザーは一般社団法人FLAネットワーク協会が認定する民間資格です。

自分自身や家族の豊かな食生活の基礎づくりができ、食生活のスペシャリストを目指す検定です。

 

食と健康、食文化と食習慣、食品学、衛生管理、食マーケット、社会生活についてなど日々の暮らしに直結する食生活の知識が身につきます

食品表示など買い物に役立つ視点、やりくり上手になる経済知識などはプライベートでも役立ちます。

 

食品メーカーや飲食店、小売業や学校、病院や介護の現場など、資格で身につけた知識は様々な現場で役立ちます。

食に関わる多くの企業で資格取得が推奨され、資格手当がついたり、昇進昇給に繋がることもあります。

 

2級・3級があり、3級では消費者目線での食生活の知識を、2級では食の提供者が持っておくとよい知識が問われます。

2級を取得すると企業によっては資格手当が付く場合があります。

 

2級と3級、どちらもFLAネットワーク協会の認定講座を受講後、筆記試験に合格すれば取得可能です

通信講座は2級と3級共通のもので、テキストによる自宅学習、添削課題3回、質問(1日3回まで)が受けられます。

標準学習期間は4ヶ月で受講開始から12ヶ月まで指導が受けられます。

通信講座の費用は一括払44,000円もしくは分割払3,700円✕12回(合計44,400円)です。

 

筆記試験は6月と11月の年2回です。

2級は選択問題(マークシート式)、2級は選択問題(マークシート式)と記述式問題(筆記形式)があります。

合格基準は3級が60点以上(100点満点)、2級が合計点数74点以上(123点満点)です。

受験料は2級が8,000円、3級が5,500円、2級・3級併願が13,500円です。

 

参考:食生活アドバイザー(2級・3級)資格取得講座

 

こちらの記事で食生活アドバイザーの資格について詳しく紹介しています。

食生活アドバイザーとはどんな資格?内容や取得後の活用方法を解説!


食育栄養の資格を取得してできるようになること

食育栄養の資格を取得してできるようになることは日々の食生活に活かすことができ、家族や自分自身の健康を守ることができます。

 

例えば、子供のために健康的な食事を意識しても、食に関する知識がないと間違った食事法で逆に体調が悪くなってしまうことがあります。

正しい食の知識を身につければ、子供の健康的な体作りをサポートしていくことができます。

また、どのような食事が健康的なのか、日々悩まなくてよくなり、自信を持って食事を作ることができます。

 

栄養面だけでなく、食の教育に関する知識は子供に食への興味をもたせるきっかけになったり、食べ物の大切さに気づかせてくれます。子供の食事に対する意識も変われば、もっと家族での食事の時間も楽しくなりそうですよね。食事からお子様が体調を崩す機会が減り、元気に毎日を過ごすことができれば、親御さまにとっての安心につながります。

 

さらに資格を取得することによって、プライベートだけでなく仕事に活かすこともできます。

栄養関係で仕事をしている人ならキャリアアップに繋がり、収入UPする可能性もあります

 

介護や医療現場では食事メニューだけでなく、衛生面も大切になってきます。

食の安全に関する知識はより質の高いサービスを目指すことができます。

 

飲食店で働く方は食材に関する知識が身につけばメニューやレシピの提案でお店に貢献することができます。

また衛生管理や食マーケットに関する知識もつくので店舗運営や管理に関する分野など活躍の場が広がります。

このように家族や自分自身のために役立つだけでなく、現在の職場でさらなるキャリアアップを目指すためにも活かすことができます。


資格を取得するだけでは問題を解決できないことが多い

資格取得をおすすめはしていますが、資格を取得したからといって栄養全般の悩みが消えるわけではありません。

資格取得後、すぐに家族の栄養状態を解決できるわけではないのです。

なぜなら個人によって今までの食生活、体調は違うからです。

 

それぞれ個人の食生活・体調などを把握した上でないと、その方によって正しい食事を提供してあげることはできません。

誰でも同じ食生活が正しいとは限らないのです。

 

そこでおすすめなのが臨床栄養医学協会で学ぶことができる臨床栄養医学指導士の資格です。

生化学及び生理学に基づく栄養学を学ぶことができます。

体のメカニズムと栄養との関係まで学ぶことができる資格はなかなかありません。

さらにそれぞれ個人の体調や症状に合わせた個別の栄養指導ができるようになります

 

栄養の基礎からしっかり学ぶことができるため、初心者の方でもおすすめです。

また、栄養士など専門的な知識をお持ちの方も多数学んでいます。

 

動画視聴で勉強を進めていくため、わからなくなっても何度も見返すことができます。

メイン講座80時間、パワーポイント資料800枚以上でメカニズムから詳しく解説しています。

また週1回復習会と専用グループチャットで24時間質問可能ですので、気軽にわからないことを解消することができます。

 

資格取得後は個人それぞれに合った栄養指導をすることができるようになります。

ブラッシュアップセミナーも定期的に行っているため、資格取得後もさらに知識を深めていくことが可能です。

 

また、今後栄養コンサルやセミナー講師など、ビジネスに役立てることもできます。

初めての方でもビジネス化に向けた勉強会も多数開催していますので、活躍の場も無限大にあります。

 

参考:臨床栄養医学協会


まとめ

食育栄養の資格を学ぼうと考えたとき、誰のために資格を取得したいのか、資格取得後のイメージをもつことが大切となります。

資格の種類は多岐にわたります。

目的が明確になれば、適切な資格が見つかるでしょう。

 

食育栄養の資格の多くは一般的な食の知識や大多数の方に向けた食の教育者となる知識です。

例えば学校教育で食育の知識を活かしたい・飲食店で活躍の幅を広げたいなど、大多数向けの活動に活かしたい方はおすすめしたような食育栄養の資格が役立ちます。

 

また、家族や自分自身にとっては、安全で栄養のある食事を提供できるようになります。

栄養と健康の関係や、調理のコツや献立の工夫など、食に関する様々な知識がつくため、食育栄養の資格取得によって家庭の食生活がより豊かになります。

 

一方でご自身や家族の体調不良など個人の悩みに合わせて食事で解決したいとお考えの方は、臨床栄養医学協会の発行している資格がおすすめです。

資格取得後すぐに個人の体調に合わせて実践的な栄養指導ができるからです。

 

食育栄養の資格を学んでぜひ叶えたい未来に近づきましょう。

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
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