解剖生理学の手技や知識を学ぶには資格の取得がおすすめです!
そうはいっても解剖生理学の資格はあんまりないですし、正直信頼度の低い資格もあります。
間違ってそんなところに申し込んでしまうと大した手技や知識も身につかないですし、無駄な時間を過ごしてしまう可能性もあります。
さらには、高額な料金が掛かるので経済的にも負担になっていしまったりします。
なので選ぶ際には下調べをしっかりすることが重要です。
ここでは、仕事で解剖生理学に携わる私が本当におすすめできると判断した資格を4つほど紹介していきます。
解剖生理学の知識を今後の仕事に活かしていきたい、今からしっかりとした知識や手技を身に着けたい人はぜひ読んでみてください。
解剖生理学でおすすめな資格4選
解剖生理学の資格の中でおすすめな資格を目的別に紹介していきます。
なぜなら、各団体によって資格を発行している理由が違うからです。
マッサージなどの施術することを前提に解剖生理学の資格を発行している所があれば、知識の証明として発行している所もあります。
自分に合った資格を効率よく調べられるようにするためにも、フローチャートやポイントをまとめました。
それぞれ詳しく解説を入れているので参考にしてみてください。
資格名 | 目的 | ポイント | オンラインの有無 |
トレーニングに携わる人が身体の動きを理解して効果的な指導をできるように | トレーニングに必要な知識も学べる | 現地のみ | |
クライアントに安全かつ的確な施術プランを立てることができるように | 102時間に及ぶ身体の解剖生理学の勉強と試験をする | 現地、オンライン | |
セラピストがキャリアアップしていき、安定した技術・接客が提供できるように | 実技で実際に人に触れながら知識や立ち振る舞いを学ぶ | 現地 | |
国家資格を発行している団体が医療類似行為をする上で必要な知識の修得したことを示すために | どんな人でも基礎医療の教養を身に着けられる | 現地 |
ファンクショナルアナトミースペシャリスト
トレーニングや運動指導などに特化した解剖生理学の資格です。
筋肉や関節の名前や動きから、ストレッチやトレーニングへの生かし方を学ぶことができます。
2日間合計16時間の研修を受けた後、自宅にて試験を受けて合格することで資格を取ることができます。
NESTA(全米エクササイズアンドスポーツトレーナー協会)が認定する資格のため、世界20カ国で資格を発行している有名な団体な資格なんです!
パーソナルトレーナーなどの運動指導をしたい人におすすめな資格です。
価格:69,300円
イギリスITEC認定国際ライセンス
セラピストが一定の知識を習得したことを証明する国際的な資格です。
イギリスの文部省・労働省に認められている試験諮問機関が発行している資格で50各国以上の国で認定校がある資格になります。
セラピストが手技を安全かつ的確な施術を行えるような知識を習得できる資格になっています。
コースも通学かオンライン、録画された授業を自分のペースで視聴するコースがあるため比較的受けやすいのが特徴です。
102時間に及ぶ解剖生理学の知識が身につくため、これから人の身体に携わる人におすすめな資格になります!
価格:331,00円
cibtac国際ライセンス
こちらもイギリスの国際資格認定期間で、ホテルやクルージングスパなどで認められている世界的な資格です。
ボディマッサージに必要な技術と解剖生理学の知識両方を学ぶことができるため、これから資格を取って仕事をしたい人におすすめです!
ボディマッサージをするために必要なカウンセリングや分析など一通りの技術の習得ができるようにカリキュラムが作られているため、初心者でも安心して学習できます。
25日間150時間に及ぶ実技と理論の授業の後、認定試験に合格することで資格を取得できるようになっています。
1から始める人におすすめな資格になります!
価格:385,000円
URL:CIBTAC認定ボディマッサージコース | エステスクール タカラ・インターナショナル エステティック カレッジ(東京・大阪)
基礎医学検定・臨床医学検定
日本の鍼灸療術医学会が実施している資格試験です。
特徴として国家資格を基準に問題が作られているため、国家資格レベルの解剖生理学の知識を学んでいることの証明になります。
日本の整体やリラクゼーションで開業する人が知識の証明として取ることが多いため、そういった人におすすめな資格です。
国家資格相当の難易度のためハードルが高く感じる人もいると思いますが、講習会を定期的に開催しているので知識が身につくまで専門家の講師の授業を受けれます!
日本初の基礎医学の資格なため、今後社会に認知されることが考えられる有益な資格なんです。
価格:試験のみの場合17,000円
解剖生理学の資格を取ることで高い信頼度を得られる
解剖学の資格を取ると一定の知識を持っていることが保証されます。
特に1章「解剖生理学でおすすめな資格4選」でお伝えしたような資格は国際的もしくは日本国内で一定の知名度を誇る団体が発行している資格のため、信頼される資格なんです。
資格を持っているとこの人は正しい知識を持っているという証明になるため、信頼と安心を得るキッカケになります。
でも実際に解剖生理学の資格が生きてくるか疑問に思う人もいるかもしれません。
なので具体的に資格を取ることでどんなことができるのか詳しく説明していきます!
その人の身体のどこに問題点があるのか把握できる
解剖生理学の資格を取ることで身体の構造が把握できるようになります。
構造を把握することでその人がそこの部位のどの組織に問題を抱えているかをイメージできるようになるんです!
例えば耳鳴りがする人がいるとして、それが首から来る神経の問題なのか、神経が通る筋肉が問題なのか、精神的な問題なのか、ホルモンの問題なのかなど考えられる可能性がたくさんあります。
それらを考える上で、解剖生理学の知識は必要不可欠です。
解剖生理学の資格を取れるくらいの知識があればこういった身体の問題点を把握できるようになります。
ケガの回復までの流れが分かるので適切なアプローチができる
ケガをすると傷口が治るまでに、炎症が起きてコラーゲン組織が集まるなどの時間経過で状態が変化していきます。
炎症が起きている時に、温めることや傷口を過度に動かせば治りは悪くなるんです。
逆に、コラーゲン組織が集まって傷口が再構築されるときに何もしないと逆に硬くなり過ぎてしまい元の状態に戻るまで時間が掛かるケースもあります。
解剖生理学の知識がないまま、間違ったタイミングで間違ったことをしてしまうと相手にとんでもない不利益を与えてしまうことがあります!
また、こういったことを説明しながら適切な処置ができれば相手との強固な信頼関係が気付けるようになります‼︎
目的に合わせた適切な指導ができるようになる
運動指導や見た目を変化させる時などに解剖生理学の知識は必要になってきます。
筋肉にも白筋や赤筋などの種類があり、それぞれ持久系や瞬発系で使われているんです。
赤筋は細く、白筋は太くなりやすいため、その特徴を知っていれば指導の応用に使えるようになります!
例えば、ふくらはぎを細くしたい人にはこの知識を知っていれば持久系のトレーニングをしっかり説明した上で勧めることができます。
解剖生理学の資格を取れるレベルの知識があれば、適切な指導ができるためクライアントと信頼関係を築けるようになるんです。
資格を選ぶ時の注意点
解剖生理学の資格はどれも有益な資格なので、取得した方がいいです!
しかし、どれも取得までに高額な料金が掛かってしまうという欠点があります。
そのため、お金を払ってから講義を受ける際に何か違ったとなると物凄い損をするんです。
そうならないための、資格を選ぶためのポイントや注意点をまとめました!
これらのポイントを抑えて必要な資格を選んでいきましょう。
団体によって理念が違うため1日セミナーなどのお試しに参加する
資格を取る時に気を付ける点として、発行している団体によって目的や考えが違うということです。
詳しい目的やポイントは1章『解剖生理学でおすすめな資格4選』でも紹介しています!
これだけだと分からないと思いますので、その団体が主催しているセミナーに参加してみるのが1番いいです!
協会によっては、資格に関連する勉強会や1日型のセミナーをやっているため資格の内容や方向性を知るチャンスがあります。
いきなり、資格の料金を払ってしまうのはリスクが高いためこの方法をすすめています!
自分のキャリアを想像した上で資格を選ぶ
資格を選ぶ考え方として、自分のやりたいキャリアを想像して選ぶことが大切です。
パーソナルトレーナーを目指すのか、整体やマッサージなどの目的に合わせて資格を選んだ方がいいです。
マッサージなどのリラクゼーションをやりたい人がトレーニングに関連する資格を取ってもやりたい事には生かしづらいですよね。
また、やりたいことの資格を取りに行く方が同じ目的の人たちとコミニティーが築ける利点もあります。
目的にあった資格を選べた方がメリットが大きいため、しっかり考えた上で取りにいくことをおすすめします!
目的に合わせて実技試験のある試験を選ぶか決める
資格を選ぶ上での1つのポイントとして実技有無は重要なポイントになります。
人の身体を触る場合は、しっかりした技術が無いと効果的な成果は出せないからです。
どんなに解剖生理学の知識があっても、実際に身体に触れた時に思っている場所と違っていたら効果は出ないんです!
もちろん、人の身体は個人差があるため教科書などの知識と全く同じなことはありえません‼︎
実技試験がある場合は、その辺のフォローもあるためおすすめしています。
まとめ
解剖生理学の資格は取ると有利になることが多いです。
クライアントとの信頼関係構築に間違いなくプラスになります。
しかし、自分のキャリアや目的にあった資格を取らないと損をしてしまうことがあります。
各団体の1日セミナーなどで実際の雰囲気を体験することで資格の内容や方向性がわかると思います。
自分にあった資格を選ぶことでキャリアアップに繋げていきましょう!
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