まず大前提としてスポーツ栄養士になるためには、栄養士の免許が必要です。
栄養士免許を持っていない場合まず、栄養士免許を取る必要があります。
栄養士免許を持っていて、スポーツ栄養の知識があればスポーツ栄養士として名乗ることができます。
ただ、実際は栄養学を学んだだけではスポーツ栄養士として活動するのが難しいというのが現状です。
なぜなら、スポーツ栄養士として働くための求人が少なく、どう仕事に繋げていけばいいか分からない人が多いからです。
この記事ではスポーツ栄養士になるために栄養士免許が必要な理由やスポーツ栄養士として仕事に繋げるための方法も説明していきます。
是非、最後までご覧ください!
目次
スポーツ栄養士になるには栄養士免許が必要
スポーツ栄養士として働くためには栄養士免許は必須となります。
なぜなら、栄養士法によって、栄養士免許を持っていない人が栄養士や栄養士と似たような肩書きを使うことを禁止しているからです。
そのため、スポーツ栄養士として活動するには栄養士の免許が必須となります。
しかし、栄養士の免許を持っていなければスポーツの現場で栄養や食事に関する活動ができないというわけではありません。
栄養士という肩書を使わなければ、栄養学の勉強をした上で活動することは可能です。
資格として公認スポーツ栄養士というものもあります。
こちらは管理栄養士の資格を持っている人のみが資格取得することができるため、4年制の管理栄養士養成課程がある大学に通うか、栄養士免許取得後に1〜3年実務経験を積んだ後、受験資格を取得後、国家試験に合格する必要があります。
公認スポーツ栄養士について詳しく知りたい人は以下の記事で詳しく説明されています。
スポーツ栄養士の仕事内容
スポーツ栄養士によって、仕事内容は様々です。
マルチにアスリートを支える方もいれば、カウンセリングのみ、食事提供のみで活動されている方もいらっしゃいます。
また、対象者もプロのアスリートからジュニアアスリート、運動愛好家までとても幅広いです。
今回はスポーツ栄養士の仕事内容についていくつか紹介していきます。
カウンセリング
カウンセリングでは選手1人1人に合わせて食事の提案をしていきます。
各選手の競技やトレーニング量、体質、生活環境などに合わせた食事を提案しなけれなならないため、細かくヒアリングをしていきます。
また、必要に応じて、栄養価計算や、血液検査の結果を分析、資料を作成することもあります。
選手1人1人に合わせた食事を提案していくことで、パフォーマンス向上に繋げていくのです。
セミナー
スポーツ栄養に関する情報をたくさんの人に提供するためにセミナーを行うのはとても重要です。
セミナーには、チームなどから依頼を受けて開催する場合と個人でセミナーを開催して参加者を集める場合の2つのパターンがあります。
チームに対して行う場合は、チームが持っている課題や要望などからセミナー内容を決めていきます。
個人で行う場合は、世の中のニーズに合わせて作っていく必要があります。
最近ではオンラインの普及により、全国各地から参加できるようになり、よりたくさんの方にアスリートにとっての栄養の重要性や正しい知識を広めることができるようになっています。
食事提供
選手への食事提供もスポーツ栄養士の重要な1つの仕事となります。
選手寮や合宿などチーム単位で献立を立て、食事を作る人もいれば、選手の個人宅で食事を作ったり、調理したものを冷凍して選手のもとへ郵送したりと、食事提供の方法もさまざまです。
食事提供には、栄養の知識だけでなく、選手の嗜好に合わせて作れる調理技術や食中毒を予防するための知識も同時に必要となります。
合宿帯同
合宿帯同では、練習メニューや予算に応じて献立を立て、食材の買い出し、食事の提供を行います。
そのため、事前に監督やコーチへ練習メニューを聞いて献立を立てる必要があります。
また、合宿先はコンビニやスーパーもないような場所で行う場合もあるため、数日間分の食材を買い出しをするための体力も必要です。
長い合宿期間の中で、選手のコンディションに合わせて、食事内容を柔軟に対応していく必要があるため、調理技術だけでなく選手や、監督、コーチとのコミュニケーション能力も重要となります。
合宿帯同をすることで選手がより栄養に興味を持ち、食事改善に取り組むきっかけにもなるためとても重要な仕事の一つです。
参考:現場リアルを大公開 栄養学生合宿帯同レポ 高地トレーニング 前編
スポーツ栄養士を仕事にするための3つのステップ
スポーツ栄養士として働くのは求人が少なく狭き門と言われていますが、とても需要のある仕事でもあります。
実際に栄養学生の方から主婦の方まで幅広くスポーツの現場で活躍されています。
今回はスポーツ栄養士を仕事にするための3つのステップについてご紹介いたします。
スポーツ栄養の知識を身につける
スポーツ栄養の仕事をするためにはスポーツ栄養の知識を身につける必要があります。
栄養士、管理栄養士の養成校では基本的に疾病を持っている人を対象とした栄養学を学ぶため、アスリートを対象とした栄養学を学べる機会は少ないです。
また、アスリートの食事は健康目的ではなく、競技力向上を目的としているため、必要な知識が変わってきます。
そのため、栄養士、管理栄養士の資格を持っていたとしても、スポーツ栄養の知識を学ぶことは必須となります。
学ぶ方法としては、本やセミナー、スポーツ栄養に関する資格を取得するなどさまざまな方法がありますが、一番おすすめはスポーツ栄養の資格を取得する方法です。
なぜなら、必要な知識を得られるだけでなく、実際に現場で活躍されているスポーツ栄養士の方から話も聞くことができるからです。
そのため、スポーツ栄養の知識をより現場で活用しやすい形で学ぶことができます。
現場経験豊富なスポーツ栄養士とのつながりを作る
現場で活躍するスポーツ栄養士になるには、現場経験豊富なスポーツ栄養士とのつながりを作っておくことは必須です。
なぜなら、スポーツ栄養の現場では、教科書通りいくことがほとんどないからです。
そのため、学んだ知識を活かせずにスポーツ栄養の道を 諦めてしまう方も少なくありません。
現場経験豊富なスポーツ栄養士の方とのつながりを持っていれば、現場で困った時に相談もできますし、よりアスリートへ貢献しやすくなるため、1年目から活躍することができます。
スポーツの現場で働く前に、いつでも相談できる環境を作っておくことはとても重要となります。
働ける場所を探す
知識を身に付けて、つながりができたら、働く場所を探しましょう。
選手寮であれば、求人がでていることもあるので、応募してみるのも一つの手です。
また、フリーランスとして個人で活動するという方法もあります。
フリーランスで活動するためにはビジネスも学んでおく必要があります。
フリーランスでは提供するサービスの内容や価格を決めるところから、売るまでをすべて自分でやらなくてはなりません。
どんなにいいサービスを作ったとしても売るためにはスキルが必要となります。
そのため、フリーランスで活動するのであれば集客術などのビジネスも学ぶ必要があります。
スポーツ栄養の現場で活躍したいなら臨床栄養医学協会
スポーツ栄養の現場で活躍したいなら臨床栄養医学協会のスポーツ栄養医学指導士を取得することがおすすめです。
臨床栄養医学協会では栄養の基礎的な知識から膨大な論文からなるレベルの高い知識まで学ぶことができます。
そのため、学生さんから主婦の方まで幅広く学んでいます。
また、資格取得するまでに選手へのカウンセリングやセミナーなど実践の場も設けているため、資格取得と同時に実績も積むことができます。
資格取得後はAtheatというスポーツ栄養の現場で働きたい人のためのサロンに無料で入会することができ、サロンメンバーと情報交換することもできるのはもちろんのこと、協会が主催している有料セミナーに無料で参加することもできます。
月に2回あるZOOM質問タイムではお仕事や選手サポートでの疑問や不安点など、現場経験豊富なスポーツ栄養士さんに相談することができます。
フリーランスで活動したい方のために価格設定やマーケティングスキルなどのビジネスを学ぶコンテンツも充実しているため、資格取得後も仕事に繋げやすく、本気でスポーツ栄養の現場で働きたい人にとてもおすすめの協会となっています。
Atheatに所属している栄養学生さんが陸上の実業団強豪チームへ合宿帯同をした時のレポートです!ぜひご覧ください!!
参考:スポーツ栄養は狭き門?学生は見た!足立流!?お仕事術 合宿編
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
スポーツ栄養士になるためのヒントになりましたでしょうか?
スポーツの現場で活躍するためには、栄養の知識を学ぶだけでなく、現場で知識を活用できるようになることが、とても重要です。
そのために、経験豊富なスポーツ栄養士の方からサポートをしてもらいつつ、経験を積んでいくのがおすすめです。
是非、スポーツの現場で活躍できるスポーツ栄養士になるために一歩踏み出してみてくださいね。
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