柔道整復師の将来性は?現状や活躍の場を広げるために必要なこと3選

一般社団法人臨床栄養医学協会

執筆者一般社団法人臨床栄養医学協会
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当臨床栄養医学協会では、生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進を行います。
「知識を得る」「資格取得」だけではなく、必要な経験・実績を積むことでビジネス化をサポート致します。

柔道整復師は先が無い。

そんな話を聞いたことはありませんか?

確かに毎年2,000〜3,000人の柔道整復師は増えているため、何も考えずに柔道整復師になって仕事につくと、将来仕事がなくなるなどの困難なことになるかもしれません。

しかしながら柔道整復師はいろんな活躍の場が増えておりますので、先を考えて行動していれば将来性をそんなに心配することはありません。

 

この記事では、専門家の立場から本当に柔道整復師に将来性があるのか説明していきます。

その上で、柔道整復師が増える世の中で生き残るために必要なことを紹介していきます!

 

柔道整復師は将来も安定している

パーソナルな食事指導の基本的な流れ

柔道整復師は一定の需要がある職業です。

一定の知識を持っていることが国に証明されているため、地域医療や介護施設やスポーツトレーナーなどで求められています。

 

事実として、厚生労働省の職業情報提供サイトでの柔道整復師の有効求人倍率は3.58倍と一般有効求人倍率の1.23倍に比べると高い数値を出しています。

 

この倍率は「1」より大きいほど働き手が不足しており、柔道整復師が以下に足りていないかがこの数値から分かると思います。

 

柔道整復師は人手が必要とされている職種のため、将来性が安定しています。

 

出典:柔道整復師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

 

柔道整復師の現状

柔道整復師の現状と将来

柔道整復師は令和2年の国勢調査の結果で全国で118,210人います。

そんな中、毎年2,000〜3,000人が柔道整復師に合格しています。

確かに介護やスポーツ分野で需要がありますが、1000人規模で必要という訳ではないです。

 

年々増加する柔道整復師の中で、知識や技術などが高い人が必要とされていきます。

今の柔道整復師が生き残るためにはそれ相応の学びをしていかないといけません。

 

出典:柔道整復師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

出典:1.柔道整復師国家試験の実施(公益財団法人 柔道整復研修試験財団)

 

柔道整復師の給料

理学療法士になるために必要な費用

柔道整復師の年収は厚生労働省の調査では平均459.3万円です。

これは、国税庁が発表している民間給与統計調査結果の概要の平均給与461万円より少ない数値となっています。

 

しかし、柔道整復師の給料は貰っている層と貰っていない層で大きく違います。

柔道整復師は独立開業ができるので、給料を自分の頑張りで上げることができます。

 

出典:柔道整復師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

 

給料を上げる方法は「柔道整復師のスキルアップができる4つの方法!おすすめ関連資格も紹介」で解説しているので参考にしてみてください。

柔道整復師のスキルアップができる4つの方法!おすすめ関連資格も紹介

 

柔道整復師の広がる活躍の場

柔道整復師は接骨院や介護施設、スポーツ分野など幅広く活躍しています。

高齢者人口の増加や健康に対する意識の増加などから柔道整復師の需要が増加しました。

 

具体的には、

  • 接骨院や整体院
  • 整形外科や病院のリハビリ施設
  • 介護施設
  • スポーツチーム
  • フィットネスジム
  • エステ・リラクゼーションサロン
  • 企業の福利厚生サービスの提供者(体力テストやケガの予防講座など)
  • 養成学校の教員
  • 商品開発

などがあります。

 

需要が増えるにつれて、悩みも多岐にわたるためそれに合わせた業務内容が増えてきました。

 

多岐にわたる悩みに答えるために柔道整復師の活躍の場が広がっています!

 

柔道整復師として生き残るために必要なこと

柔道整復師は2章「柔道整復師の現状」で伝えたように生き残るためにはそれ相応の学びを続ける必要があります。

治療などで活躍する上で専門性や独自性を持たせることが生き残るために必要になってきます。

 

例えば変形性膝関節症の人に体重管理の指導をする際にダイエットや栄養指導の知識があるだけで治療に効果がでやすくなります。

何かのケガの治療をするにしても、そういった他の人にないものを持っていることが生き残るためのポイントです。

 

この章では具体的にどういったことを学べばいいかを紹介しているので参考にしてください。

 

鍼灸師を取る

柔道整復師が鍼灸師を取ることをお勧めしてます。

不定愁訴など柔道整復師が対応しづらい症状にアプローチできるようになるからです。

 

特に鍼灸師は自費で治療することが多いので、独立開業した時にも役に立つと思います。

 

また、美容鍼灸など美容分野にも活かせる資格のため活躍の場が増えることが予想されます。

 

鍼灸師を取るために必要なことは以下の記事でもまとめているので、参考にしてみてください!

鍼灸師の資格を取るには何が必要?最短の取り方や難易度まで徹底解説

 

美容やダイエットの知識を学ぶ

柔道整復師が生き残っていくために、美容やダイエットの知識を学ぶことが必要です。

美容やダイエットは解剖・生理・運動・栄養学などの知識が必要になりますが、柔道整復師は国家資格のためそういった基礎知識がすでに分かっています。

 

高い専門知識を持った人が根拠に基づいた美容やダイエット指導をすることで結果を出すことができるため、多くの人に必要とされています。

 

特に美容分野は下の図のように市場規模が上昇しており、非常に需要が高い分野なのでこれから生き残るために有効な手段です!

 

株式会社矢野経済研究所美容医療市場に関する調査を実施(2024年)

出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3570

 

栄養の知識を学ぶ

柔道整復師が生き残るために栄養の知識を学ぶことは効果的です。

治療をするに当たり身体が治るためにはエネルギーが必要です。

 

治癒するためのエネルギーやタンパク質などの材料、それらを円滑にするためのビタミンなどの知識がないと治りが悪い時の原因が分からないままになってしまいます。

 

また、栄養の知識は美容やダイエットなど他の分野にも応用ができるので覚えておいて損はありません。

栄養の知識を学ぶことは他の人よりより良い柔道整復師になるためにも必要なことです。

 

まとめ

まとめ

柔道整復師の将来は一定の需要があり安定している職種と言えます。

しかし、毎年2,000〜3,000人増えているため、生き残るためには知識をつけていかないといけません。

知識をつけることで活躍の場が広がり将来性が広がっていきます。

 

生き残るためには、鍼灸師や美容、ダイエット、栄養の知識をつけることをお勧めしてます。

自分にあった知識を身に着けて将来性を高めていきましょう。

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