管理栄養士がキャリアアップするためには、その方向性と方法を知る必要があります。
がむしゃらに努力をしても、思うようなキャリアアップに繋がらない可能性があります。
しっかりと自分が目指したい方向性を決めて、そこに向かって行動することが大切になってきます。
ここでは管理栄養士がキャリアアップするための方向性と、それを叶える手順をご紹介しています。
最後には令和ならではの管理栄養士が活躍できる仕事も紹介していますので、ぜひ参考にして下さい!
目次
管理栄養士のキャリアアップの方向性3選
管理栄養士のキャリアアップにはいくつかの方向性があります。
キャリアアップと言うと転職をイメージする人が多いと思いますが、それだけがキャリアアップの方法ではありせん。
それぞれにあったキャリアアップの選択があります。
同じような職種に転職するだけでは、なかなかキャリアアップには繋がりません。
キャリアアップを狙えるのは転職だけではなく、いくつかの選択肢があります。
方向性が決まったら、あとは行動するのみです。
まずはこちらを参考にキャリアアップの方向性を決めていきましょう!
マネージャーやリーダーを目指す
マネージャーやリーダーになることで、キャリアアップを目指せます。
それぞれの役職はとても重要なポジションなので、当然給与のアップが期待できます。
それだけではなく、リーダーシップのスキルも上がり、更なるキャリアアップに繋がる可能性があります。
これは今の職場で「長年継続して働きたい!」と思っている人向けです。
ただこういったポジションにも枠が限られていますので、マネージャーやリーダーを目指す手順を知り、しっかりと行動していきましょう!
マネージャーやリーダーになるため、今の自分にはどんなスキルが足りていないかを考えることが大切です。
逆にどんな所がリーダーに向いている部分なのかを明確にして下さい。
自分自身を知る「自己分析」をしっかりと行いましょう!
例えばマネジメントスキルが足りていないと感じたら、マネジメントスキルに特化した研修やセミナーなどに自ら参加したり、コミュニケーションスキルも職場では常に意識しましょう。
また、高い専門知識を持つこともリーダーとしてとても大切なことです。
職場の研修以外でも専門的な知識を得る為にセミナーに参加したりして、栄養の情報をアップデートしていきましょう!
リーダーシップと質の高い栄養の知識を持つ人がマネージャーやリーダーに向いています。
どちらのスキルも磨いていくようにしましょう!
資格を取得して専門分野を高める
資格を取得すると、管理栄養士として仕事の範囲が広くなり活躍する場も増えてきます。
例えば
- 糖尿病療養指導士
- 臨床心理士
- 公衆衛生栄養士
- 臨床栄養
- 学校栄養
- 健康・スポーツ栄養
- 給食管理
- 公衆栄養
- 地域栄養
- 福祉栄養(高齢・障がい)
- 福祉栄養(児童)
など、管理栄養士が取得するとキャリアアップが出来る資格は沢山あります。
私が特におすすめする資格は「糖尿病療養指導士」です。
糖尿病に関する専門的な知識とスキルを身につけることができ、管理栄養士として実務的な資格です。
より医療現場での評価が高まりキャリアアップへ繋がります。
糖尿病療養指導士の取得方法は
①講習会の受講→②試験→③必要な書類を提出。
その後、認定機構から資格を取得できます。
管理栄養士として別分野に転職をする
転職して管理栄養士として活躍できる職場は沢山存在します。
しかしキャリアアップを目指すなら別分野に転職をおすすめします。
例えば福祉施設から福祉施設に転職をしても、なかなかキャリアアップは望めません。
4章「令和版!管理栄養士が活躍できる仕事」でも詳しく紹介しますが、管理栄養士が働ける職場で比較的年収が高いのが病院や診療所などの医療機関です。
こちらは役職につくことが出来ればさらなる年収アップが見込めます。
医療機関で働くため、2章「資格を取得して専門分野を高める」でも紹介した資格を取得してから、転職活動することでキャリアアップに繋がる可能性が高くなります。
キャリアアップするための3ステップ
キャリアアップするためには実際どのように行動すれば良いか、なかなか明確にするのは難しいですよね。
闇雲に転職活動だけに力を入れてしまうと、キャリアアップに繋がらない可能性があります。
まずは具体的にどのようなキャリアアップを望んでいるのかをしっかりと考えてから行動しましょう。
ここではキャリアアップする為に必要な3ステップを詳しく解説しますので、ぜひ参考にして下さい!
キャリアの方向性を決める
管理栄養士のキャリアアップ法は沢山存在します。
1章「管理栄養士のキャリアアップの方向性3選」でも具体的にお話していますが
- マネージャーやリーダーを目指す
- 資格を取得して専門分野を高める
- 管理栄養士として別分野に転職する
などさまざまなキャリアアップ法があります。
まず、どうしてキャリアアップを目指そうと思ったのかを明確にして下さい。
年収アップ、昇進、働き方を変えたいなど理由は様々ですよね。
キャリアアップを目指す理由を明確にし、方向性を決めていくことが1番重要です。
ここが決まれば、あとはその流れに沿って勉強や資格取得などの努力をしていくだけです。
もちろん個人によって得意や不得意があると思いますので、自分がどんな形ならキャリアアップを目指せそうかを明確にしましょう。
キャリアアップの為に必要な行動を知る
まずはキャリアアップの為に必要な行動を明確にしましょう!
現在の職場でキャリアアップを目指す人と、転職してキャリアアップを目指す人では必要な行動が変わってきます。
現在の職場や転職でキャリアアップを目指す人は
1章「管理栄養士のキャリアアップの方向3選」を参考にして下さい。
また、ほとんどの人が働きながら勉強や資格取得を行うと思います。
まずは1日の過ごし方を明確にし、無駄な時間がないか、勉強する時間はいつなのかをしっかり確認しましょう!
キャリアアップに向けて行動する
方向性や資格取得の有無などが明確になったら、キャリアアップに向けて行動しましょう!
まずは大きすぎる目標を立てるのではなく、毎日継続して行動できるような目標を立てると良いです。
例えば毎日、仕事終わりに3時間勉強を行うといった大きな目標を立てるのではなく、毎日の通勤時間に勉強をして、休日はいつもより少しだけ早起きして1時間勉強をする。
といった、出来るだけ継続できる目標を立てるのがポイントです。
事前準備をせず、転職活動や勉強などの行動をしてしまうと結果的にキャリアアップに繋がらない可能性があります。
遠回りしているように感じるかもしれませんが、しっかりと方向性を決めてからキャリアアップに向けて行動しましょう!
管理栄養士がキャリアアップするメリット
管理栄養士がキャリアアップするメリットとして年収が上がることはもちろんですが、それ以外にもメリットは沢山あります。
例えばキャリアアップのため新しい資格や勉強を行うことで、スキルを高めることができますよね。
そうすると職場や職場で関わる患者さんなどからも、頼られる存在となります。
結果的に自分への自信へと繋がり、一層仕事にやりがいを感じて毎日を過ごすことができます。
そうすることで、さらなるスキルアップやキャリアアップに繋がる可能性もあります。
また、次のキャリアへの選択肢も広がり管理栄養士として長く活躍することができるので、キャリアアップを目指すことはとてもおすすめです。
令和版!管理栄養士が活躍できる仕事
病院や介護施設以外の、今話題になっている管理栄養士が活躍できる仕事をご紹介します。
キャリアアップを目指すことができますので、ぜひチェックして選択の幅を広げて下さい。
スポーツ施設・フィットネスクラブ
施設やジムのクライアントの食生活や栄養状態に合わせて、食事プランを作成したり、減量や体力向上などの個人の目標に合わせたアドバイスを行います。
特にスポーツ栄養に特化したスキルを身につけることで、よりキャリアアップにも繋がります。
また、よりクライアントに結果を出してもらうには、パーソナルトレーナーと連携が必要不可欠です。
コミュニケーション力も重要になるので、栄養学と合わせてスキルアップすることをおすすめします。
レストラン・カフェ
主にメニューのカロリーや栄養素の計算を行います。
低糖質食など、レストランやカフェのコンセプトに合わせてメニューを考えたり、食材の組み合わせなどしっかりアドバイスしていきます。
現在、健康志向なレストランやカフェが増えているので、管理栄養士の需要も高まっています。
病院や施設とは全く違って、創造性を活かした仕事が多いため新しい働き方に挑戦したい人におすすめです!
フリーランス・コンサルタント
管理栄養士の新しい働き方として、今1番注目されているのがフリーランス・コンサルタントです。
企業や個人に向けて栄養指導を行ったり、スポーツチームや選手に向けて指導したりします。
栄養指導は今かなり需要が高まっていますので、しっかり安定して案件を獲得できるようになれば、かなりのキャリアアップへと繋がります。
しかし管理栄養士として学んだ知識だけでは、なかなか個人への栄養指導が難しかったり、仕事の案件を獲得していくのは難しいです。
またフリーランスになると1番大切になってくるのがビジネス力です。
ここが欠けてしまうと、どれだけ良い栄養の知識を持っていてもフリーランスとして活躍できませんので、そういったスキルアップも必要になります。
管理栄養士としてキャリアアップしたいなら資格取得がおすすめ!
管理栄養士は資格を持つことで、キャリアアップの機会が増えます。
今では民間の資格取得講座も増え、資格を取得をすることでスキルアップとキャリアアップが狙えます。
私が所属する臨床医学協会の資格取得講座は、スポーツ、ダイエット、美容、妊活など様々な分野の栄養学も学ぶことができ、さらに専門知識を高めることができます。
総セミナー時間は100時間を超え、管理栄養士も知らない栄養の知識を学ぶことができます。
講座受講後は栄養学だけではなくサロン内で様々なスキルを学ぶことができ、これは他の資格講座にはない魅力的な部分です。
例えば、情報や考えを文章で伝わりやすく表現する「ライティングスキル」が学べる機会があります。
ライティングスキルがあると、栄養指導の資料、食事計画表をより伝わりやすく作成できるので、管理栄養士としてさらに成長できます。
「管理栄養士としてスキルアップし、キャリアアップに繋げたい!」
「今話題のフリーランスとして活躍したい!」
そんな方にとてもおすすめの資格取得講座です。
参考:臨床栄養医学協会
まとめ
管理栄養士がキャリアアップするためには、その方向性と方法を知る必要があります。
キャリアアップと言うと転職をイメージする人が多いと思いますが、それだけがキャリアアップの方法ではありません!
キャリアアップの選択肢を知り、自分にあった方向性を決めて、そこに向かって努力することが大切です。
自分が思い描く理想の姿になれるように、ぜひキャリアアップに向けて取り組んでみて下さい!
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